しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

地球戦隊ファイブマン 第5話・第6話

 

第5話「みなしご銀河卵」

☆銀河卵
銀河卵の親探しで、ゾーンの皆さんが慌てふためく場面は面白かったです。ザザの独身アピールはそれ自体も笑えましたが、さりげなく生態に関しても触れられていたのも巧かったと思います。

ゾーンの正体を知った後で、卵になった赤ん坊を救出した件は良く分からなかったです。赤ん坊卵の正体に気づいた描写も無かったので、唐突感がありました。
態々滅ぼされた星の生き残りという絶望的な回答が提示されたのに、依然として親探しを続けるラストも、銀河卵が気持ちを切り替える描写が無かったので強引さが優った印象です。


☆二人一緒くた
赤ん坊時代に両親と別れた文矢とレミが、赤ん坊達の為に頑張る件に関しては、良くも悪くも「同じ境遇の双子だから同じ気持ち」として一緒くたされてしまい、個人間の性格や考え方の差異に関しては突っこまれませんでした。レミの感情も含めて文也が表明するといった描写もあり、末っ子二人の掘り下げとしては、物足りない感じでした。

銀河卵の件をカットして、文也とレミが赤ん坊卵の為に奮闘する場面に尺を割いた方が、話として過不足なくまとまったような。
それはそれで上述のギャグが削られるだけ惜しいのですが。


第6話「働き者は嫌いだ」

☆結果オーライ
敵が暴れる中、知り合いの子供の為に働くレミと、兄妹との間に溝が生じたかと思いきや、レミの行為が「敵をおびき出す手段」として結果を出してしまったので、うやむやのまま解決してしまった感じ。
紛いなりにも教師戦隊という設定なのに、戦士の使命そっちのけで目の前の子どもの為に頑張るあり方がストーリーの柱に成り得なかったのは、なんともこの作品らしい所。