しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

地球戦隊ファイブマン 第45話、第46話

第45話「敵基地突入」

 

V 一応銀河闘士扱い

バルガイヤー内部で発見された新エネルギーによって生まれた鳴り物入りの銀河闘士イワカセキギンですが、単体ではファイブテクターの特攻であっさり敗北したりと、どうも拍子抜け。尖兵の岩石戦闘員の再生能力こそトリッキーでしたが、パワー的な部分ではまだまだ弱い印象。

 

V 剣を抜いたら痛がらなくなるの良く分からない

バルガイヤーが生き物だということが発覚し、動揺する皆さん。驚きの事実ではあるけど、別にだから何といえばだから何な展開。

メド―様に騙されてショック!みたいなゾーンの皆さんの胸中をクローズアップしたいのでしょうけど、メド―様との関係って良くも悪くも命令する/されるの間柄しか見えてこないので、そんなに劇的にはならなそう。

ガロア達にしびれを切らし、自らバルガイヤーを操り地上に赴くメドー様。うん、待ってないで早くやれば良かったんじゃないかな。

 

第46話「父母の行方」

 

うーん、死ぬほど盛り上がらないゾ

 

V 会う約束をした人/実際に来た人

バルガイヤーで地上を破壊するメド―様ですが、ニュータウン小学校に植えられたシドンの花の謎パワーを食らい、渾身の顔芸を披露しながらごと落下する体たらく。ガロア達の前に現れたメド―様がただのイメージ映像でしかなく、結局、バルガイヤーによって皆が操られていたということが発覚。かわいい女の子のVtuberの中の人がおっさんでガカーリみたいな、そんなノリ?

にしても、シドンの花の超能力で弱ってしまうなら、体内で栽培とかもっての他だと思う訳で、じゃあガロアは一体どこでシドンの花を咲かせたのでしょうか。一つだけならOKってこと?

 

V 虚無

メド―様の「正体」を知って取り乱すドルドラ。「こんな化け物の為に私の人生は費やされてきたのか」と自らの人生の虚無を嘆き、最終的には発狂してパーになってしまいますが、そもそもドルドラがメド―様の何に惚れこんでいたのか、何のために尖兵として働いてきたのかという掘り下げが出来ていないので、いきなり愚痴されておまけに発狂された所でどうしようもありません。ザザもザザであくまでも設定上部下でしたという扱いでしかなく、ドルドラを慕い共に合身銀河闘士になり果てるという展開にも悲壮感がありません。キャラが薄いとどれだけジタバタしても映えない典型的な例だと思います。

 

V 宇宙のDQN

両親の生存を学兄ちゃん達に伝え、ビリオンから受けた傷で息絶えるグンサーですが、結局スターファイブはグンサーが助けてくれた星川夫妻に恩を仇で返す形でパクっただけにすぎなかったという、超絶しょーもない真相。

「グンサーがスターファイブで乗ってきたおかげで地球の危機が救われた」というエクストリーム擁護で彼を気遣う学兄ちゃんも、内心では「こいつが余計なことをしなければ、スターファイブも父さん母さんも、もっと早く来ていたのに・・・」とか思ってそうです。

今回こそ「俺は悪い男だ」とか嘯いてましたが、改心(?)に至るまでのグンサーの内面描写が薄いこともあり、最低レベルの小物DQNのせいで星川家が無駄な心労を抱えて振り回されてしまった理不尽さばかりが目につき、引っ張った挙句がこの顛末なのはなんともいえぬ後味の悪さ。下手に生き残るよりは、一応因果応報という形で退場したのがせめてもの救いですが。

顔出しで演じた日下氏が気の毒になるようなキャラで頭を抱えちゃいますが、翌年の戦隊では美味しい役どころなのでまあチャラということで。

 

V アル中

ビリオン脂肪。うーん、ヘタレやったり怨敵やったり忙しい方でしたが、彼もイマイチ花開く前に退場してしまいましたねえ。