第41話「怖いデート」
V それはアーサーの立ち位置では?
「母親役」としての数美の立場がこれまで殆ど描かれてこなかったのもあり、彼女の「母親代わりとしての奮闘・苦悩」がどうにも唐突。
役割を放り出した彼女に憤る双子に対して「トイレの掃除や買い物が、いつ数美の仕事だって決まったんだ?」と問いかける学兄ちゃんの「正論」も、同じ「親代わり」としてビシっと決めたというよりは、物語へのセルフツッコミとしての意味合いの方が強いです。
V 怖くないと言ったらウソになるだろうけど
その学兄ちゃんも「兄弟想い」と「幽霊への恐怖心(今回初出)」の二つの弱点を責められるのですが、肝心の「兄弟想い」よりもポッと出の「幽霊への恐怖心」を利用した作戦(幽霊銀河闘士)の方が学兄ちゃんに効いており、突然湧いて出てきたギャグみたいな弱点を突かれて何もできないヘタレと化し、挙句ドルドラ相手に「皆の命だけは助けてくれ!」と赦しを乞う情けなさで、学兄ちゃんの株が無意味に下がった印象。
第42話「カンフー魂」
V パッと見あまり変わらない・・・
げきおこメド―様が微妙なメイクチェンジを施し、バルガイヤー内部で渦巻く謎の超パワーが発覚する一方で、ギンガマンが変身した偽物ファイブマンが暴れまわるお話。
練習で本気で兄を痛めつけるカンフー少女のパワーフリークっぷりに焦点が当たるのかと思いきや、終始、ファイブマンの「正義の心の代弁者」として立ち回るという、良くも悪くも意外な展開。