第25話「笑う影人間」
第14話からの流れを踏まえ、グレイがマリアを献身的にサポート。同時に第5話以来の凱とのガチバトルも展開。
凱については、ピンチにめげない屈強さと、仲間の前でおちゃらけて見せる可愛げが強調され、井上脚本で見せたイキりチキンの性質は割と度外視されている印象。第6話の竜不在時にリーダーシップを発揮したように、緊急時には真剣になる男ではあるのですが、打開策や活路を見いだせなくなると途端に弱る印象があるので、井上脚本とのギャップを感じる所。上述の件も、なんだかんだで「竜を助け出す」と、彼への依頼心が拠り所として活きていたからこそ、強気を貫けたように見えるし。
第26話「僕は原始人」
原始時代に飛ばされて途方に暮れて愚痴をこぼす凱と、尚も戦士の使命感に燃える竜の対比が良い。素朴で健気な雷太のキャラを活かした清涼剤的一話。尚、小説版はry
第27話「魔界大脱出」
もはやなんでもあり。バイオ次元獣に頼らず自分なりの方法でジェットマンを倒そうとしたラディゲ様がちょっと偉いと思いました。(こなみ)
第28話「元祖次元獣」
デザインの纏まり具合が秀逸なドライヤージゲンの登場回。ゴミジゲン以来の次元獣(着ぐるみは初期のころから存在)ですが、こちらは人的被害を出すことなく、人間社会での生存に成功するなど、経緯と顛末は極めて対照的。
良心の片鱗を見せるドライヤージゲンに「俺たちは相手を倒すために戦っているんじゃない」と改心を促す竜ですが、相手がラディゲなら問答無用で斬り捨てそうなんだよなぁ。リエ殺害直前に、全世界に顔を晒してナルシズム溢れる演説をする尊大さが、竜の中でバイラム=ラディゲとして怒りの矛先を集中させていてもおかしくはなく、何事もイキって出たがるとロクなことが無いですね。