しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

恐竜戦隊ジュウレンジャー 第31話~第34話

第31話「復活!究極の神」

おねんねしてたら落石で潰されて死んだブライ。冷凍睡眠なんて超技術を普通に使いこなしておいて、寝室の耐震性は糞以下というのは酷いなと思います。

 

大獣神、在りし日のカッコイイ僕様に戻りたいがためにブライ蘇生を希望しておいて、実の弟に〇ろすよう要求したり、一緒に出現した片割れを殴る蹴るしたり、挙句自分から何か説得を試みようともせずに恐竜戦隊に全てを放任してみたり、無責任且つ無軌道スタンスが改めて理不神。金属野郎からしゃーないか。

 

それぞれの使命を叫ぶシーンは、基本それまでの積み重ねで培ったものというよりは、今回限りのシーンだけで成立させてるか、その場面すらスカスカという感じで面白くないです。まともだったのは、初期にそこそこ描かれていたメイの「愛」位かと。

ボーイは「希望」というよりはただの苦労人にしか見えないし、ダンの「勇気」も無鉄砲という方が正確だし。ゴウシの「知恵」については、紛いなりにも過酷な試練を超えてとってきたスゴイ武器を、敵に岩をぶつける為だけに使う演出が、インテリジェンス以上にオバカデヤンスな空気を醸し出すだけ醸し出して目も当てられないし、ブライの「力」ってのも、次代の王のパワーを受けてみろヒャッハーと、グレてた頃からこれといった進展を見せないし散々。ゲキの皆をまとめる「正義」っていうのも、漠然としててよく分からないし、リーダーとして何故ゲキが評価されているのかもイマイチ分からないんだよな。そりゃ、前作の竜に比べたら、仲間への圧が弱い分マシだと思うけど、取り立てて問題があったようにも、また優れているようにも思えなかったから、そんなに協調できるほどリーダーシップを掘り下げていないよねとしか。

 

第32話「ゲキよ涙を斬れ」

「兄貴の寿命より大獣神だ!」と、一日弱で死んでしまう兄貴の事情を知っても、金属野郎やショタたちの為に奔走していたゲキが、いきなりブラコン魂を全開にしたり、前回拾い忘れた要素を、今になって慌てて回収しているせわしなさを感じる内容。

名作だった前作の第32話を彷彿とさせる一方、ゲキ×ブライ、ゲキ×ゴウシの積み重ねの薄さ等も手伝い、パロディ止まりといった印象。本作自体人間ドラマというよりイベント重視で、登場人物はあくまでも駒という割り切った作風なだけに、こういう内容とは相性が悪いんだよなあ。

 

第33話「教えて!勇気玉」

玩具のヘビやムカデで怖がらせるレベルの苛めにビビり倒してた女の子が、勇気を得て命のやりとりに参加するまでを描く20分弱。

真正面からツッコんで、弾が次々と足元で爆発するとか、ちょっと前までドヘタレだった少女がこなせる試練じゃない気がするけど、ジュウレンワールドの少年少女は良くも悪くも常軌を逸しているので、これがスタンダードなのかもしれない。

 

第34話「ブライ生きて!」

割とちゃんと赤ちゃんをあやしてるグリフォーザ。伏線かな。

殺風景な延命部屋に耐えれら無くなって外に出てしまったというのは良いんですけど、ようやっと和解出来た実の弟に会いに行くんじゃなくて、赤の他人の女の子とお話するってのは謎。二度目は普通に女の子が囚われている茨の館の前に出てきたから、部屋と獣奏剣の仕様がクソって訳ではなさそうだけど。なんだろう、ロリコ〇

赤の他人の女の子の為に命を張るブライは、ロリ〇ンであろうとなかろうとカッコイイとは思いますが、弟と仲直りした挙句に自分の命の短さを自覚して、今までの愚行を思い知ったという事なんだろうか。元々被害者意識を爆発させてで八つ当たりしまくってたのが、弟のブラ根性に絆されたってだけでは、ちょっと実感が持てないしなあ。