しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

ロボット110番⑤

今回は4話分。

第11話「ガンちゃん七転び八起き」

ガンちゃんを騙して利用していたゲストが改心するまでの流れは良いとして、ガンちゃんとの仲直りについては有耶無耶のまま終わった感じで寂しい所。改心したことがガンちゃんに伝わったなら良しという事なのだろうけど、孤独感に苛まれていたゲストの苦悩と彼を信じ続けたガンちゃんの純粋さを物語のオチとして昇華しきれなかった感があって残念。

 

第12話「命がけの魚つり」

現時点最高傑作。

第8話でガンちゃんの中村家に対する破壊行為がギャグに成り切れないとコメントしたけど、実際にお母さんが心労で倒れるという話を持ってくるとは思わなんだです(笑)これまでのガンちゃんの度重なる失敗の数々が、回想シーンとして使用されることでお母さんのストレスの説得力を増しているのも素晴らしい。

各々登場人物が生き生きとしているのも良くて、ロボット達が出ていくことに難色を示す子供達、妻と子供達(とロボット達)との間で苦悩するお父さん、ガンちゃんの失敗を責めながらもお母さんの為に奮闘する彼の無茶を根拠を持って不安視するケイ君、金の話なら待ってましたとばかりに立ち退きで発生する損失について解説するチーフ等等、各人がそれぞれのスタンスで画面狭しと動き回り真剣に自己主張し、さりとて演出と画面はユーモアを忘れないという感じで、和気藹々としたドタバタ劇になっていたんじゃないかと思います。

 

第13話「大追跡だよ一直線」

ケイ君の追跡装置は磁石に弱い様子。割とこの機能自体はポンコツ説あるよなあ(笑)

またもやクセで部下を殴るチーフ。南田巡査はこいつを逮捕すべきだと思うんだ。

 

第14話「ハートでアタック」

ゲストお婆ちゃんの金銭への執着の理由が終盤で一気に語られるも、途中部屋に夫らしき人の仏壇があったりと、一応布石は撒いているのが細かい演出。

どストレートにガンちゃんの奮闘に焦点を当て、他者の心を動かす流れにしたのは良かったポイント。それだけに無慈悲なパワハラパンチが哀しいね。

ロボット博士の「花の好きな人と働き者に悪人はいない」という教え、ロボット研究所を作るのが目的なのを考えると、巧く洗脳されてる感が若干あったり(笑)