しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

ロボット110番⑨

今回も2話分。

 

第25話「子どもみこしのお通りだ」

やあやあやあ祭りだ祭りだ!

袖振り合うも他生の縁、躓く石も縁の端くれ!

共に踊ればつながる縁!この世は楽園!

悩みなんざ吹っ飛ばせ!

笑え笑え!!ハーーハハハハッハ!!

とまあ、「バイクに乗ったお兄ちゃん」と「紙吹雪をパラパラ撒き散らす天女」が居ないと物足りない位には、おみこしの概念が上書きされかけてるんだよなあ。

 

中村パパの押しつけがましさが目立つものの、無駄を嫌うと言いながら、その実何に対してもやる気を持たない自分の無気力を正当化する為の言い訳をするだけで、勉強も含めてなんら成果に結びつかない子供達の無為な時間の過ごし方に対して、「無駄でも何でも主体的にやってみよう」と、気力から養わせて成長につなげようとするアプローチは素直に好き。最後まで「無駄は所詮無駄」と言い切るケイ君は、有能故に無駄を通じて欠落を補う必要も無かったということで、キャラクターを巧く活かした立ち振る舞い。

 

石森章太郎が特別出演。ロボット博士の変装のようで、事務所を覗き込んだりと唐突な登場。流石に写真だけだと存在感が薄まっちゃうってことかなあ。

 

子供神輿の装飾としてダンガードAのDX超合金が画面に映ったりと、「玩具好きはこういうので興奮しちゃうんでしょ?」的なシーンもあって楽しいです。

 

 

第26話「宝さがしはコリゴリだ!」

落とした指輪を探すためにガンちゃんが奮闘、もとい方々に迷惑をかけるだけのお話。指輪を見つけたケイ君の有能を示しただけって感じかなあ。

拝金主義的な物言いをする子供達にパールちゃん達が「宝は宝」と言いつつも、結局お金が物を言うみたいなラストもちょっとなあ。中村パパが5000円の指輪を50万円と偽って中村ママにプレゼントしたのは事実として、「パパなりにママに夢を見せようとした結果」と受け止める訳でもなく、怒って追いかける始末だし。まあ、ママさんの反応自体は自然ではあるし、「甲斐性無しには痣がお似合いだぜ」的なお仕置きが毎回のノルマシーンとして組み込まれている作品ではあるので、オチ自体はそうならざるを得ないというのはあるのだろうけど。