しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ5・ブレイブ6

 

 

ブレイブ5「ドゴォーン! ムシバのアンキドン」

前回褒めたのに一気にわからなくなったイアンのキャラクター(;'∀')

何が起こるかわからない獣電池のテストを理由をつけて仲間にやらせた上に、戦場で仲間が嫌がる呼び名を使い続けるので、仲間を失った痛みを知り、それを繰り返したくない人間の行動としては苦しいものがあります。

 

肝心の実戦における行動がいい加減になってしまうと、獣電池のテストを仲間にばかりやらせるのは、敵から仲間を守る為に体力を温存する必要があるからといった補完も胡散臭くなりますし、「素直じゃないから」という理由ではカバーできないほど軸の部分が腐食してしまった印象を受けます。

そもそも前回「新しい仲間を失わねえようにしないと」と言い切った男が、素直じゃないというのも妙(;^_^A

 

ソウジがラミレスに対して、一方的に謝罪をしたのも納得がいきません。
確かに、ソウジもイアンの言動で我を忘れた未熟さはあったにせよ、悪事を働く輩を取り逃がしたという状況を踏まえれば深刻さを求めるのは当然でしょう。

まずはラミレスが謝罪し、その上で彼の真意を理解したソウジが感謝をするといった流れにした方がバランスがとれていたような。

 

 

ブレイブ6「ストップ! うたうキャンデリラ
駆け付けたキョウリュウジャーのふれあいを前にして「私もこんな仲間と一緒に戦いたかった!」と感嘆するラミレス。


ラミレスとアンキドンの友情が描きたかったのか、戦隊の絆に憧れるラミレスが描きたかったのかが曖昧でまとまりを欠きます。
パートナーであるアンキドンの為に邁進するなら、その関係性を強調する必要があったと思うのですが、なまじ現代の戦隊の輪を羨む場面を入れてしまった為、既存の関係性にケチがついてしまったように感じられます。

 

前回から引っ張ったウイルスン攻略も、虫歯怪人の弱点を刺激するというわけでもなく、誰にでも効きそうなぽっと出の獣電池の能力であっさり完遂されてしまい、拍子抜けというのが正直なところ。

 

今回、ラミレスのアシストをしたのはアミィだけですが、この辺はファミレス(だよね)での「客を笑顔にしたい」って行動原理と関係しているのでしょうか。
アミィにとっての「笑顔」を彼女の背景に絡めて描ければキャラが立ちそうなのですが。

 

また、ソウジとノブハルはともかく、キングとイアンは察しが良い方だと思ったのに、ラミレスの為になぜ何もしなかったのか。
キングはアドバイスだけするタイプという印象がありますが、イアンに関しては親友との死別を経験しているだけに、「自らの消滅への恐怖」と「相棒を案じる気持ち」を抱えていると思しきラミレスに対して、もっと親身になってもよかったような。