ブレイブ7「いかれ! ダイゴのだいピンチ」
ダイの大冒険的なタイトル(笑)
キングがすごいどころか、陳腐さが増してしまいました。
大切なものを壊されたのを見て、「敵に操られている」とか考えるのではなく「自分のせい」と捉えるのは流石に不自然です。
発想としての歪さだけではなく、非道な言動を自分がしてしまったかもしれないと思い込むことで、仲間との交流もいい加減にやっていたと彼自身が認めるような言動ですし。
表層的な愚かさと、本質を見据える賢さのどちらも持ったレッドとして描写しようとして失敗してしまったような。
他の3人も、突然脈絡なく暴言やセクハラに及ぶ仲間を前に何も考えず喧嘩に及ぶのでおバカなイメージが増してしまいました。
比較的まともな立ち位置のイアンに関しても、ペンダントの存在に今更気付いたり、快く貸してくれたキングにも余計なツッコミを入れる始末で、好感度が中々回復しません。
ブレイブ8「ココドコ? めいろをぶっとばせ」
不出来な回が続いた反動も手伝ってか、今回は素直に良かったと思えました。
ノブハルがムードメーカーという位置づけは少々唐突な気がしなくもないのですが、おやじギャグに「辛い現実にあって、緩さと温かみを与えるもの」としての意味を与えたのはいい仕事と言えるでしょう。
ノブハルの妹が夫の死に顔を娘に見せなかったのも、「死を受け入れられない弱さ」に結びついていますし、子供の方も、父親の死を受け止めたうえで、叔父としてノブハルに懐いているのは良かった。
(娘の怪我でキョウリュウブルーを嫌悪するほどショックを受けていたのに一人にしていたのは良く分かりませんが。)
一方、イアンとソウジが頭脳担当ということでしたが、ソウジの場合、寡黙なだけで頭がいいというわけでもない気がします(;^_^A