第29話「悪夢なH / 眠り姫のユウウツ 」
第30話「悪夢なH / 王子様は誰だ? 」
井坂堂々たる噛ませ(;^_^A
「キバ」のルークも出て数話もたたない内に真夜>>>超えられない壁>>>ルークの序列が強調されたものですが、それでも「こいつはヤバイ」と思えたわけで(;'∀')
照井の妹も、家族の件がちょっと落ち着いたからといって、ギャグのネタにするにはあまりに重い存在なのではとモヤってしまう所。
第31話「風が呼ぶB / 野獣追うべし」
第32話「風が呼ぶB / 今、輝きの中で」
翔太郎の優しさって照井にだってあるんじゃないのと言われたら、翔太郎の存在って吹けば飛ぶような存在じゃないかなとも思わなくもない最強フォーム登場回。
フィリップがそもそもWに変身するのは「決断しなかった罪」を償う為に、「勝手な決断をした罪」を働いた者の存在を必要としたという背景があった筈なので、Wに変身できないからといって、照井を巻き込もうとするのはあまり巧くない(;^_^A
一応、家族の仇討で暴走していた男ではありましたが、そういった部分を考慮する場面もなく、「メモリを扱える」一点で注目しているようにしか見えず、かつての相棒を切り捨ててでもW存続に拘るフィリップに切迫感を与える為にも、「Wに拘る理由」を照井へのスカウトと絡めて強調すべきだったかと。
そもそも、フィリップが「自分で決断しなかったことをどうして悔いるのか」というのが見えてこないこともあって、Wへの執着に実態が伴わないような気も。
翔太郎については「弱さを知ってるから誰かに優しくなれる→戦う勇気が生まれる」という理屈は良いとして、本作の場合、弱さ故の強さを強調することで満足して、そこからワンステップ踏み出す意識が希薄に感じられます。
大切な人を雑な判断で死なせた人間が同じようなことを繰り返してるのを目の当たりにして「誰も完全じゃない」の一言で済ませるのはどうかと思う所です。
弱さを受け入れるというのは、弱さを長所としてすり替えることではなくて、弱さを踏まえた上でそれをどう補えるかという痛みを伴う行為である筈ですし、弱いままであるのと弱さ故の痛みを知ってるのとでは、似ているようで全く違うことなのではという疑問がどうしてもついて回ります。
依頼人についても、ちょっと会っただけの人間を勝手に半人前扱いしてバカにしますし、井坂は井坂でWライダーキックを食らって以来面白い具合に噛ませに成り下がってますし、色々もどかしいエピソード。