第3話「自分を信じて！ キュートいっぱい！キュアコーラル！」
☆抑止力になり得るか？
幼少期に自分だけ違う色のチューリップを選んだことがきっかけで、自分の好みに自信が持てなくなったというさんごちゃんですが、一人の時はローラの見た目を指して「かわいい」と断言しているので、「自分の好きを信じられない」という自分の感性への不信感というよりは、周りから異端児として孤立するのが怖いというのが正しい様子。
一応、ローラの身勝手とまなつのマイペースに押される形で自己主張が出来たので、二人のやりたい放題を抑制するブレーキ役としての立ち位置になんとか収まりそうな感じです。これだけで大丈夫なんじゃないかと思いきや、後2人も加入すると言うことで、描き分けられるかちょっと不安です。
☆根拠のない自信
孤立を恐れるさんごちゃんに対し、「ばかじゃねーの」と言わんばかりに蔑むローラ。
他人を見下すローラらしい発言ですが、彼女の場合も現状独力で状況を打開しようというよりは、プリキュアにおんぶにだっこの状態で事を成し遂げようとしているだけで、周囲の存在を下僕同然と見なす考えには、まるで根拠が見当たりません。
現状のローラは、虚勢を張り、他人の上に立とうとすることで、自分の無力をごまかしている状態なので(そもそも無力であるかどうかすらわかっていない様子)、これからかかるであろう揺さぶりを嫌でも期待してしまいます。
「やりたいことや好きなことに全力で取り組む」というのを打ち出すなら、弱い心を乗り越えるイベントは必須だと思うので。
☆やりたいことが多すぎる
と、部活決定にまなつちゃん。
大切なリップを落とした直後の態度や、話を聞かない性格などから、腰を据えて物事と向き合うということが出来ないタイプみたいですし、当然、そういう子が本気で打ち込める何かをすぐに見出せるとは思えないので、まなつが本当に好きなことを見つける過程は、そのまま彼女の成長ドラマと直結するというということでしょうかね。
