第21カイ「大カイジュウの大破壊！」
☆受け身
両親が作ったギアトリンガー(のコピー)を使って悪事を働くコピーカイトへの怒りを露わにするカイトですが、ゾックスに誘われるまでは自分を勾留した警察と呑気に談笑するだけで戦う素振りを見せなかったりと、動機を強調する割にはその場の状況に流されている印象があり、少々決め損ねた感があります。
警察もカイトがゼンカイジャーだというのを知っているようですし、現在進行形で発生中の偽物犯罪に手をこまねいているなら倒してもらう為に釈放した方が良いんじゃないかと思います。
☆我侭
自分のコピーが好き勝手するのが許せないというゾックスですが、ジュラン達も指摘するように普段から海賊行為に手を染めているので良く分からないけど我侭な人という印象です。
同じ気持ちならカイトも誘うというゾックスですが、カイトは自分のコピーがとういうよりも両親の名誉を汚された怒りが強いだけだし、身勝手なゾックスがカイトに情を移すにしては積み重ねに乏しい拘りな為、単にコピーカイト用の戦闘要員として期待しているだけ
にしか見えません。
ある程度意図的にすれ違いを演出しているようですが、カイトの方はゾックスとの「世界を荒らさない約束」を信じているようですが、弟達の為なら他人が傷ついても構わないゾックス達のスタンスが解消されているわけでもないし、イマイチ危機感が薄い印象。
☆これがやりたかっただけ説
敵の能力で兵器としてコピーされたビル群を破壊しまくるブイレックスモドキ。オリジナルの初登場時の蛮行を思わせるリスペクトシーンですが、これをやる為に敵にコピー能力を持たせたんだろうなあと思う今日この頃。
