しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

ロボット110番⑫

後3話しかないの地味にショック。

 

第31話「わんぱく大戦争

良夫よりもケイ君の捜索を優先させるガンちゃん。そこは二人一緒に探してくれじゃダメだったのかなあ。優先順位をつける程関係性に差がある訳でも無く。

お話自体はタイトル通りドタバタが中心でこれというものも無く。子供の作戦で簡単に行動不能に陥るケイ君がか弱い。誘拐犯達も態々アケミを浚う必要無かったんじゃないかな。

 

第32話「鬼コーチに負けるな」

ケイ君の作った作業マシンの台頭でリストラに怯える大人達という、今熱い議題が目を引きます。ゼロワン?知らないなあ。

ガンちゃんに影響され、鬼コーチの特訓に応える子供達のように、大人の方も人力で機械に立ち向かって打ち負かすのかと思いきや、一斉ボイコットで社長に抗議し、社長が折れるという展開でちょとズッコケ。まあ過労死寸前まで頑張っていた社員の姿が映し出されていたので、子供に負けじと大人も頑張っていたので、社長さんもその熱意を無視せざるを得なかったという流れなんでしょうけど、見方によっては結局機械には勝てなかったけど、社長の温情でなんとかなったという感じだし。

 

第33話「うそつき少年」

ゲストの少年、少し我侭でイタズラ好きだけど、母子家庭故に親の愛に飢える本心を誤魔化そうと言う精一杯の強がりで、大金の落とし物を前に落とし主の心中を想像し無視を決め込めない等、人並みの良心はきちんと兼ね備えているというのが巧く掘り下げられていて好印象。「ジュウレンジャー」も子供を扱うなら、これ位の塩梅でやってくれたら未だ好きになれたのかも。

中村パパの熱血キャラはいつも通りとして、今回は少し理想が過ぎる気も。ゲストのように人の心を保った少年ばかりじゃないし、なんでもかんでも自分で解決しようというのはどうかなと。嘘の落とし物を渡して南田巡査からご褒美を貰おうという友達の悪事に流されるままだった良夫の気弱さも、告げ口をする卑屈な心に由来しているって話なんだろうけど、ゲストが来なかったら自分も一緒になって巡査を騙していたのかと思うと、告げ口よりも反省することがあったような。てか、ゲストに殴られるのを恐れて告げ口したという口ぶりだったけど、その割には本人の目の前でするのだから、実際は告げ口にもなっていないよね。

 

第34話「ガンちゃんの贈り物」

第4話のマココに続いて、今度はシシムが登場。

根が悪い訳では無いけど短気且つ極端な性分で、コミュニケーションのとり方がキレ散らかすか物で釣るかの二拓しかないおじいちゃんと、イマイチ覇気が無い気弱な少年のすれ違いと和解のお話。

怒られるばかりで自信が持てない少年の為に「ガミガミ言うな」とお爺ちゃんに食って掛かるガンちゃん、少年を庇ったが為にお爺ちゃんからクビを言い渡されてしまった(本心ではなく、その場の勢いで出た罵倒)お手伝いさん等、お爺ちゃんと少年の改心と成長に周囲の登場人物がしっかり貢献していて好印象。「ジュウレンジャー」もこれ位の塩梅でry