しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーリバイス 第3話

第3話「人質トラブル、どうする兄弟!?」

 

五十嵐一輝、やっぱり頭が悪いんだなあ・・・。

特撮ヒーロー番組数あれど、ダイレクトに「こいつドアホだなあ」と思った主人公という点では、蒲生譲二、剣崎一真(初期)、葛葉紘汰に引けを取らないレベルだと思います。(「エグゼイド」のアレは「悪い」と言うより「おかしい」。)

 

を人質に取られて怪人に手も足も出ない!という状況だった筈なのに、が怪人に殴られ、ブチ切れて怪人に襲い掛かる辺り、大事なもの=家族の為に無理をする人間というよりは、何かあると直前の事をすぐに忘れる恐ろしく短慮な人としか思えないのが悲しいです。お前はオボミナスか。

怪人に「人質のことは忘れたのか」と言われて「五十嵐家を舐めるな」と反論していましたけど、ついさっきまでその五十嵐家の人間が捕まっていたのを気にして何も出来なかったのを考えると、怪人の言う通り本当に忘れていたようにしか見えませんし。

まあ、実際は弟が持ってきたマンモススタンプを信じたということなのでしょうが、それで変身して人質を解放できるというのなら、怪人に交換要件のもう一個のスタンプ(プテラノドン?)を渡す意味なんて全く無い訳で、結局一輝が弟や妹(五十嵐家)の何を信じたのかが巧く伝わらず、尺の都合で新フォームの販促タイムに入ったとしか思えない状態です。

なんだろう、母親曰く「まっすぐで後先考えないタイプ」ということですが、「うじうじ悩まず目の前の課題に注力する」ポジティブな意味合いというよりは、「脳みその容量が少ないので、並行して複数の事柄を覚えていられない」というクルパーぷりを指しているのだと捉えるしかなさそうです。公式認定クルパーキャラ!

 

で、「家族/銭湯は俺が守る!」と言いつつ、暴れまわる悪魔を退治する為に、銭湯立ち退き云々の件は客に、妹達の救出は弟にと、役割を平然と他人に丸投げするのも、中々中途半端に映ります。

勿論、無差別に人を襲う悪魔を退治するのも、家族を守る活動の一環として成立しますし、母親が弟に言っていた「自分が出来ることをすればいい」という点から鑑みても、「変身して戦える」という唯一無二の特性を活かして状況に対応するというのは、一輝にしては知性を感じさせる行動だと思いますが、あれだけ「銭湯はー家族はー俺がー」と、自分の役割として強調していた割にはあっさりという感じが否めません。

 

まあ、知能の低さも役割不徹底の件も、ちゃんと物語に組み込んで効果を出してくれれば言うことはないです。

「単にアホでした☆」っていうのはやめちくり~。

 

 

で、一輝ほどぶっ壊れてはいませんが、相方のバイスも早速一輝の言う事を無視して帰ろうとしてますけど、あれは契約的にOKなのか?

 

変身前にヘタレた弟は、科学者と上司さんからライダーとしての適性を認められずということで、いよいよ兄への嫉妬心が膨れ上がったようです。もっと引っ張るのかと思ったけど、妹を襲った犯罪者の「世の中不平等」という主張と絡めての展開か。こういうのはもうちょっとタメがあった方が面白くなりそうなんだけど、妹的には「失敗したのはその人の自己責任」ということなので、世界を守るに値する胆力を持たない自分を棚上げして兄貴に八つ当たりする弟が悪いということになりそうですが。

母親から「自分にできることをやれ」と言われたのを思い出した後に、ベルトで変身しようとしたのは何故なんでしょうかねえ。「俺じゃ無理だから」って前回言ってたように思ったけど、母親の言葉で逆に残った執念をくすぐられたということ?でも人間の犯罪者相手に人質を救出するなら、ベルト自体そこまで重要じゃないと思うし、やっぱりクルry

兄が遅れたのは「フェニックスと契約していなかったから」と主張しましたが、視聴者としてはフェニックスと契約すると「何が出来るのか」もよく分からないので、彼の主張に否定も肯定も出来ず。まあ、嫉妬心の表れってことで、大して意味は無いのでしょうけど。

 

クルパパこと馬鹿兄弟の父親は、銭湯立ち退きの件で承認印を押す気満々だったみたいですが、息子を「銭湯」という呪縛から解放しようみたいな意思でもあるのかしら。まあ、言うて銭湯も他人任せなんですけどね。

 

科学者の方は第1話段階では弟を指して「有資格者」と認めていたのに、なんだかんだで変身に踏み込めなかった「勇気」の欠落の方も重んじるようです。

色々不安しかない本作ですが、台詞回しが面白いのもあってこの人だけはちょっと好きになれそうです。「もう死んじゃいましたけどね。」「ヘイヘイヘイヘイヘイヘイ」とか、良いと思います。