しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーリバイス 第8話、第9話

第8話「家族の休息、天国と地獄!?」

 

「銭湯のお客さんにウラがあるみたいだYO」

( ´_ゝ`)フーン

「お父さんにウラがあるみたいだYO」

(゚σ_゚) ホジホジ

KAGEROUが正体を現したYO」

(´ 0`).。o○ふぁ~

「妹の空手道場の知り合いが正体を現したYO」

( ˘ω˘ )スヤァ…

 

やはり見事に盛り上がりませんでした。ありがとうございます。

積み重ねも何もない状況で話を動かしても迫るものは無いので当然ですが、まさかここにきて、ろくに出番の無かったお客さんの裏の顔や、これといった交流の積み重ねも無い道場の知り合いがいきなり正体を披露する展開まで持ち込むとは思いませんでした。普通はお客さんや同門の人との交流の場面をもっと描いて人となりを印象付けたり、関係性を作り上げてから進めていくものだと思うのですが、そんな私の中の常識等知らぬ存ぜぬと言わんばかりに進行するストーリーに、カルチャーショック受けまくりです。

 

一輝に関しては相変わらずのホームラン級のバカです。てか、特撮ヒーローものというジャンルに限らず、彼以上にバカな主人公を探すのも難しい気すらしてきました。

バイスの怪しいという忠告を「家族旅行を壊したくない」という理由でガン無視する姿は、まなつちゃんだってそこまで近視眼的な行動はとらないであろう程の思考停止っぷりで、やろうと思えばいくらでも出来るであろう家族旅行と家族の命を比較して前者を取る辺り、悲しくなるほどアホなんだなとしか思えません。

加えて、弟相手に攻撃を躊躇っていたのが、水〇ヒロの小説みたいな名前の悪魔に煽られただけで、キレて弟の身体を乗っ取った(かもしれない)悪魔に殴り掛かる始末なので、鶏どころか、その辺の石ころの方がまだ知能が高そうに思えてくる始末です。バイスに促されるまで変身すらしなかった程なのにね。てか、殴らなくてもいいからせめて変身して止めようよそれくらい思いつきません?

 

お父さんの動画投稿に何かを察した博士。鋭いんでしょうけど、この人このお父さんの動画って見てましたっけ。無意味な動画配信に怪しんだということですが、じゃあ意味のある動画配信って?という話になるし、良く分からない疑問を唐突に抱いてみた、という展開は実に本作らしいのですが、それでは私が辛いのでホントに勘弁してくださいお願いしますなんでもしますから(なんでもするとは言ってない)。

 

 

第9話「カゲロウ暴走!五十嵐兄弟…崩壊!?」

 

エビルの正体を聞かれて「白根」と偽っていたのが、正体がばれた途端「弟にベルトを与えていたんDA」と開き直る博士に怒りも疑念も0っぽい一輝は相変わらずのクルry

詐欺師を殴る蹴るする弟の映像を見せられ、ショックを受けて弟の救出に絶望するのも意味不明。家族に襲い掛かってたあの時の姿で既に決定打だと思うのですが、今更第三者に襲い掛かったこと位なんてこともないかと思うんですがね。

 

「弟に悪魔がいるのはおかしいけど一輝に悪魔がいるのは別におかしくはない」と言わんばかりの妹。兄弟そろってアレなので、どちらにも悪魔が居てもおかしくはないと思うのですが、何でそんなに評価に差がつくのか。

「いつものお節介はどうしたの」と詰め寄るのも良く分からんです。殲滅路線を唱える博士に反発していた筈なのですが。そもそも、「どうやって」弟を救うかが分からなくて困っているのに、「お節介」がどうとか、姿勢の話をしても仕方が無いと思うのですがね。

 

弟を倒す気満々っぽいやらかし男ことデモンズ変身者。この人ちょっと前まで弟を心配していたんじゃなかったのかな。元々敵に回ったら倒す気だったのかもしれないけど、仮にも仲間を倒す覚悟なんだから、そこはやらかしさんの戦う理由を掘り下げてからじゃないと何も響かないんだよなあ。

 

「お前(一輝)はいつも輪の中心に居て周りを笑顔にする。」「大二は努力を重ねてフェニックスに志願した。兄貴のいない場所で認められたかったのさ。」と、自らが誕生した理由として、弟の一輝への嫉妬心を代弁するKAGEROU。だがちょっと待ってほしい。フェニックス入隊(リバイス変身躊躇)前に弟が兄へのコンプレックスを表明しただろうか。一輝が言う程ムードメーカーになっていただろうか。特に後者に至っては、弟の同僚から「痛い人」扱いされていたのを踏まえると、皆の人気者的立ち位置というよりは、クセの強い変人という評価が関の山に思えてくる。

にしてもな、一輝が仮面ライダーをやるって決意したのを受けて悪魔が生まれましたって説明、おかしくないですかい?あくまでも一輝はライダー業を「やる」と表明しただけで、それは一輝のライダーとしての能力の高さを証明するものではないし、第一フェニックスへの契約を迫っていたのは他ならぬ弟なわけで、何がしたいのか分かりません。

弟の一輝への敬意と嫉妬心がない交ぜになった心理状態を描こうという試み自体は買いたいのですが、如何せん見せ方が下手糞すぎるので(もちろん作家の技巧云々以前の問題も大きいとは思いますが)、ドラマとしては至極つまらない。