しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

鳥人戦隊ジェットマン 第38話~第41話

第38話「いきなりハンマー!」

 

▼飛竜は竜のお友達

竜の友達、スカイフォース隊員への未練を引き摺っていたのかと思いきや、科学者としての名誉欲にも目覚めて次元虫を横取りしてみたりと、結局は親友に負けない栄誉が欲しかっただけなのでしょうが、竜の口ぶりだと教授(バイオ次元獣を研究できるほどにはエライ人)に認められたホープみたいな扱いみたいで科学者としてもうだつが上がらなかった訳でもなさそうだし、普通に頑張っていればイケる所までイケたんじゃないかと思う所。嫉妬に駆られたとはいえ、行動がどうにも突飛な印象でいけません。尺の都合があったとはいえ、和解もあっさり気味だったし、良くも悪くもその場の勢いで行動するお人という感じで、堕ちていく過程がどうも薄味。

 

 

第39話「廻せ命のルーレット」

 

▼実質ソフビセットの販促回

石像(どう見ても放映当時販売されてたソフビ人形)にされた竜たちを助ける為に、グレイトの命がけのギャンブルに乗じる凱。第32話のあれこれがあったおかげで、命がけの男の戦いを語る姿には熱いものがありました。

超絶トリックも込みでテトラボーイもしっかり販促。年末商戦時に消えた見かけないみたいな話が頻出するロボですが、改めて前年の反省を生かしているんだなあと感心。

 

 

第40話「命令!戦隊交代せよ」

 

▼NAKAYOSHI

最近急成長しただけでイキり散らかすksgkにむかついて仕方がないラディゲ達が、ksgkを追い落とすために鮮やかに協力。普段マウントの取り合いに勤しむ間柄が嘘みたいですが、こういったダブスタっぷりも彼らの卑屈さの表れでしょう(笑)

 

▼サイボーグにならんか?

ネオジェットマンは身体にバードニックが埋め込まれているんだ!と、ジェットマンとは違うんだぜアピール。

まあ、ジェットマンも肉体改造の一種ではありますが、レントゲン演出もあって色々無理してる感をがっつり演出しているのがエグさを増しており、まさしく自分を犠牲にするのが戦士の仕事という、かつての竜の主張をそのまま体現したようなあり様(笑)

まあ、肝心の隊員は隕石ベムに負けたジェットマンを小ばかにしたりと、地球を守る使命感に没入しているというよりは、自らに流れる巨大な力に溺れているようにしか見えず、あくまでも見せかけの滅私ということで、人間である以上完全な自己犠牲なんて無理ゲという本作らしいアプローチで描写が徹底されているのは感心。

 

▼回復の途上

これまで「個人的な感情など問題ではない」と、戦士としての自己犠牲を強調してきた竜が、作戦遂行のための隊員の死を肯定する一条総司令を殴り飛ばすというのは、これまた第32話のあれこれが生きていて実に好印象。リエという人間としての自らの芯を取り戻すという決意が、第1話までの彼のスタンスへと回帰させているというのが分かる印象深い場面。それだけに、リエを失った場合どうなるのかという最悪のケースも頭をよぎります。

 

 

第41話「変身不能!基地壊滅」

 

▼女は殴らないのね

総司令は小田切長官に対する嫉妬心が強く、女性隊員だけ殴らなかったのも「女の癖に出世しやがってええ」って差別意識の表れだったのかしら。

ただ、長官は長官でそれを自覚していたっぽいのがまたなんとも。

ベムに襲われた総司令の、「命に別状はないけど二度と立ち直れないでしょう」という傷の深さを聞いた時の皆の安堵の表情、気持ちは分かるけど・・・、ねえ?

 

▼そして恐竜戦隊へ

ビークスマッシャーを持って戦いに赴く長官かっこいいよー。ネオジェットマンのバードニックウェーブはもうあんたが浴びなよと小一時間。

ネオジェットマンの方は変身不能でも戦うジェットマンの姿を見て、力に溺れていた自分達を反省。生身での戦いというビジュアル面での力も大きいとはいえ、それなら隕石ベムの反バードニックの攻略手段がない状態でガルーダで参戦した直後にも・・とは思う所。マシンの操縦云々で抗議してたけど、シュミレーションをやっていたと言う辺り操縦方法は知っていた筈だろうし、相手は共通している上にジェットマン側は追い詰められるネオジェットマンの姿も目の当たりにした上で出撃していたわけだしなあ。内心ではガルーダとイカロスの戦力差で納得させてたとか?