しがない感想置き場

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仮面ライダーリバイス 第27話

第27話「止めろ!暴君の暴挙と暴力の暴走」

 

「オルテカ、お前に慈悲は与えない」という台詞の決まらなさは異常。大二が敵に慈悲を与えたことなんて一度も無かった筈なので、何を今更としか言いようが無いです。こういう台詞回しも含めて本作の薄っぺらさがようわかります。

背負ってるものが違うと言われても、実際彼が何を背負っているのかがこれまでの話を通じてちっとも伝わらないので、今までのイキリに拍車がかかったようにしか見えません。何がどう変わったのやら。

 

戦えば戦う程ギフ復活に近づく。重要そうな設定がいきなりあっさり生えて出てきた印象。なんでこんなに情報の展開が下手ッピなんでしょうか。思いついたネタを取り合えず放り投げていけばシナリオになると勘違いしているとしか思えません。尺はゴミ箱じゃないんだよなあ。

 

一輝は「俺を信汁」のゴリ押し。

バイスは一輝厨なので問題はないのでしょうが、視聴者からすると一輝は「ノー根拠どころか見え見えの地雷をガン無視して、相手を信じるアレな人」という印象でしかないので、何処まで行っても関係性に重みが感じられないスカペラっぷり。

たまたま博士とバイスが自分達にとって好都合だったというだけで、結果オーライをどや顔で成果として語られても、下手な鉄砲数うちゃ当たるの数発分の当たりがたまたま続いただけとしか思えず。

 

戦えばギフ復活に近づくけど戦いますと、即断即決する大二とさくら。

罪の無い人を守るという目的はまあいいとして、ギフ復活のリスクは殆ど考慮せずという感じで躊躇が無さ過ぎて困る所。まあ、ギフが復活したからどうなるねんって話ではあると思いますが、さくらもあれだけ「真に戦う敵は誰」と考えてますムーブをかましていた割には、実のところゼロ思慮で行動しているようにしか見えず、言葉に重みが感じられないんだよなあ。

 

で、アレギラ相手にイキってた割に、「なんでこんな目にー」とか大二たちの前で弱音を吐くさくらのアレも、キャラクターの多面性を出したというよりは、ただただダメな部分だけを見せつけられているだけでまるで魅力を覚えません。ダメ人間なりの魅力というアプローチは全然かまわないですが、ダメ人間の嫌な部分だけを見せられて、その嫌な部分もさしてぶっ飛んでいる訳でもないときたら、とどのつまり「退屈」の二文字しか脳裏をよぎらんのですよ。