しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

王様戦隊キングオージャー 第5話

じごくさいばん(大嘘)

・「王の資格」があるだけで「王様ではない」のだから、王様の武器を奪うのは普通に「窃盗」では?

・蚊の吸った血で遺伝子照合なんて出来るの?そもそも医者ってそういうことをする仕事なの?

・痛い痛くない関係なしに、証拠採取の為の平手打ちとかどう考えても「暴行罪」では?

・第1話に続いて、ラクレス派の市民がそれなりに居る事が前回示されたばっかりなのに、「ラクレスを陥れたギラを庇う」コメントしか出てこないの、聞き取り調査として大分不備がありません?

・そもそも侵略者の加害性の有無を確かめるのに、市民の印象なんて関係ないですよね?騙してる可能性とかありますよね?

 

クソガバ裁判タイムありがとうございました。

リタの遵法キャラとか普通に嘘臭いですね。平手打ちOK、窃盗無罪とか、普通にアウトだと思います。

「正しいから嫌われる」みたいな評価を受けていましたが、そりゃあ周りが犯罪者ばかりならそうでしょって話なわけで、リタ自身が特別他者から嫌悪感を買う程「正義」や「事実」に従順なのかと言われると分からないんですよね。

前作の桃井タロウのように、「何でもできる」からこそ挫折を味わうこともなく、傍から見たら綺麗ごとにしか思えない正義の価値観(ダメな人間はいない、価値があるのは真実だけ)を掲げ、関わった相手にも「完成」を求めてしまうことが多々あるが故に、普通の人間から嫌われてしまうという造形なら理解は出来るのですが、彼女の場合、「裁判の為の証拠集め」と「判決の言い渡し」をしているだけで、一個の人間として、頑なに正義を追及するという姿勢はあまり感じられなかったです。

1人の時に転売屋をもっとイタぶりたかったという本音を吐露する場面が挟まれたのは、彼女が私情を押し殺して正しさを全うする姿勢を強調する為なのかもしれませんが、正しさを行うことが仕事である以上それを実践するのは当然だし、結局リタの「人物像」ではなく、「お仕事」の紹介でしかないというのが本当の所だと思います。

 

追記:

ラクレスがリタ対してに釘を刺すシーンも、リタが国の危機を覚悟して正義を全うするスタンスの裏付けには成り得ないと思います。

シュゴッダムとゴッカンの力関係も分かりませんし、これまでのラクレスの態度的にも、事実に基づく証拠の積み重ねで決定される国際裁判所の判決の如何で以て侵略の理由にするとは思えません。ンコソパへの圧力に対しても、ヤンマの「同盟への非協力的な態度」と「指名手配犯の隠匿」という、あからさまな違反行為を名目として態々掲げていたりと、外交に当たって対外的な説得力を必要としていた訳で。

そんなこんなで、下手にラクレスに阿るよりは、正確な裁判を行った方が各方面に対して面目が立つと判断しただけとしか思えないです。

 

もう何回書いたか分かりませんが(多分4回)、ギラの俺様キャラはマジで要らないと思います。王様の弟だからとかじゃなくて、内面的にも身体的にも凄まじいからこその王様キャラじゃないといい加減ウザいだけです。

実際、ラクレスのいるシュゴッダムに帰れないと言われた際は、普通の喋り方に戻って無罪を訴える始末ですし、本当に王様キャラがなんの役にも立ってない、意味不明のクセ以上でも以下でもない状態です。最初から素直に身の潔白を説明しとけよと。

リタについても「正義を行う人が有罪と言うならそれを受け入れる」という謎の謙虚っぷりを発揮していましたが、兄貴を平然とディスって武器まで強奪した人間とは思えないですね。「納得させられない自分が悔しい」みたなことを言ってましたが、そんな自罰的な考えの人が、自分と異なる考え方の人間から奪おう斬ろうなんて思わないでしょうと。正しくない王様(と思っている)ラクレスが憎いが為に、正しい王様(と言われている)リタが相対的にカッコよく見えてるだけなのかもしれませんが、「正しさを見抜けない」としたら、それはその人が「正しくないだけ」だと思うのが普通なんじゃないかなあ。

故郷の弟分を思い出すなら、とっとと自分で帰れば良かったのに。他国の王様に攫われたって経緯はあるとして、4話分も外国で遊んでいた訳でしょ。現地の子供と喋ったり遊んだりして「良い奴」とか証言されていた訳で、そんな好意的な評価を下される程は時間を使っていたってことだよな。今の所本当にドンモモタロウの真似をする窃盗犯以上でも以下でも無いんだよなギラの印象。