しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーリバイス 第33話

全方位隙無くつまらないなあ。所詮「ドンブラ」の前座とはいえ、あまりにも酷すぎる。

なんというか、脚本家が寝ながら書いたシナリオをプロデューサー辺りが表面上は会話劇として成立するように修正しているような印象なんだよなあ。うーん、脚本家とかプロデューサーって、そういう仕事じゃないと思うんだけどなあ。

 

思い出を作ろうとアギレラを説得するフリオ。「しあわせ湯楽しいですよ」みたいなこと言ってたけど、その癖説得の趣旨は「死ぬ前に思い出を作ろう」なんだな。

なんだそれ。意味わかんないよ。

 

正義を標榜する大二に、博士は「誰かさんに似てきたんじゃないの」とか言ってたけど、元々こんな奴じゃないの?本当に正義の心を持っているかはともかく、自分からフェニックスに志願したり、一応立ち位置的には正義の人だったんでしょ。何がどう変わったのかまるで分からん。

長官を尋問するとか言ってたけど、やってることは生身で特攻してボコボコにされてるだけという体たらく。

ギフの関係者だって知りながら、たった一人で長官を尋問しようとして、しかも生身だもんなあ。まあ変身しないで生身で戦うなんて展開自体はありふれてるからまあ良いとして、割と重めの長官の攻撃を食らった後でも生身で殴り掛かるって、控えめに言ってクルパーでしょ。ドドドのドアホ。

博士は結局何もしてないけど、行動こそどうたらはどうしたの?麻疹みたいなもん?なんなら昔の方が活動的だったよねあんた。

てかなんだろう、大二ってフェニックスに所属して戦いますみたいなこと言ってたけど、別に所属しようがしまいが、ライダーに変身出来てればよかった感あるよね。最初から長官と敵対する気満々だったみたいだし。結局実力行使こそ行動みたいなノリなら、何も組織の中から変えるみたいなムーブは要らなかったと思うけど。

 

結局さくらはアギレラ「嫌われたくなかった」だけ?あまりのしょーもなさに血が固まるかと思ったぞ。怖いなこの番組。アギレラってそんなにさくらにとって大事な存在だったの?怒鳴り散らしながらマウント取ってた記憶しかないんだが。真面目に意味が分からん。さくらさん気ぃ狂ってるんとちゃいまっか。こんな低次元で積み重ねも糞も無い状況を指して「弱さとの戦い」って、なんてアホらしい展開なんだ。アホの見本市でもやってるんか。

ギフの力で戦うことを嫌がってたとかいうのもな、末裔ネタ発覚後も何度も何度も変身しておいてそりゃねえだろとしか思えないんだが。君達が変身出来るのは、ギフの末裔だからで、その末裔パワーを使ってるからなんでしょ。変身すること自体拒否ろうや。ウィークエンドに入るの即決するなよ。迷ってる、考えたかったとか言いながら全然そんな気持ちが見えてこないうん〇んぐスタイルぶりぶり構成。

で、結局その辺の葛藤も、遊んでたら吹っ切れましたレベルの代物なんでしょ。馬鹿みたいだよな。遊んだらまたさらに嫌われたくないって思うんじゃないの?ギフの力がどうこうって関係あるのか?内面の変遷が全く描かれないから、さくらの行動一つ一つが狂ってるようにしか見えないんだよ。戦う前に遊んだ意味も、どうせ説教して助けるなら要らない気もするし。すべてが無駄。無意味。ボンクラの極み。

 

博士に頼むのに博士パパを経由する必要あったの?君達それなりに関係性あるから、直で頼めばよかったんちゃう?

結局アギレラはウィークエンドに加入。なんで?岐阜への未練とか情とかなかったの?さくらと仲良くなったからって、いきなりかつて教祖様に刃を向けるって、変化の仕方が段階飛ばし杉なんだよな。自分を裏切った変態女性器もどきがニクイだけ?なんだそりゃ。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン9話

ドン9話「ぼろたろうとロボタロウ」

 

ロボタロウとか獣人なる新キャラみたいな奴らの情報が沢山出てきました。マスターも変身したしね。

新要素のバラマキみたいな内容だったので、そこまで勢いは無かったし、ロボタロウの扱いはエクストリーム雑なのですが、随所で腕を感じる部分はありました。多少失点はあってもギリギリで踏みとどまるというか、プロの作品ってこういうものだよね。

 

体調不良でも宅配と人助けはやめないタロウ。彼の本気は伝わりました。

タロウがだるまさんが転んだを知らないのは、友達がいないからやったことがないということなんだろうな。ああいう同年代の友達とするような遊びを知らないタロウの寂しい過去が改めて強調されるのはなんだかんだで細かい描写。

ロボタロウの登場は唐突かな。あくまでもマスターがとって来るっていったのはきびだんごのことだったと。ちゃんとした材料のを使ってたから前よりはまともに戦えたってことなんだろうけど、割と手ごわめの敵に前振りなしで新装備を出して普通に撃破っていうのはちょっと面白くなかったな。

 

きびだんごを300個用意出来なかったマスターは間抜け。なんだろう、根っこは天然なのかな。加勢はして時間稼ぎはしたけど、実態が無い敵にうろたえてちょっと情けなかったなあ。意外と小物なのかも。てか、変身した後の喋り方は、マスターの時の短い言い回しと微妙に違った気もしたけど。どちらかというと、ゼンカイのカイトよりというか。

 

はるかがきびだんご一個分の働きをしたというのは良かったな。その後邪魔だと言ってぶんなげちゃうのはどうかと思うけど、功績を素直に認めて感謝するのはタロウの正直さの表れなんだろうかね。一緒にきびだんごを作って、即消された猿原がなんとなくかわいそうだけど。猿原もなんだなあ、悟りまくってますムーブをかましておいて、「今の糞雑魚タロウ相手なら鬱憤を晴らせるかも」とか思っちゃう辺り、根っこは凡人のそれなんだろうね。

 

雉野さん、何でもない時は基本的には優しい人なんだろうけどな。変質者のソノザに絡まれたあかの他人を目の当たりにして、「通報されるのでやめた方がいい」と相手の身になった言い方で忠告してるし。普段の善行がごく自然と描かれるだけ、相手に対してマウント取れると思ったときとか、奥さんを守ろうとするときの狂気がおっかないなと。

まあ雉野の善行は「555」の木場さんのそれと同じで、その小心故に人間社会のルール的なものに従わなければという強迫観念から来るある種の義務感から来てるものなんだろうな。オルフェノクになった木場さんがそれでも自分を人間と認めたいから、人間の価値観や道徳に従う受け身の姿勢と同じで、雉野さん自体も見知らぬ他者を守りたいと本気で思っていると言うよりは、自分に自信が無いだけに社交性に縛られて人に合わせているだけなんだろうなあ。割とそれが極端に出ているからこそ、凡人故に狂った人間ということなんだろうけど。

桃井タロウのように、自分の正義を頑なに通す人間と違って、雉野は普通の人だから、皆に合わせていくしかないという対比なんだけど、自分がマウントをとれるときはエゴを押し付けるんだよな。そういう意味では、自分の正義やエゴを他人に押し付ける点でタロウと雉野は根っこが似ているんだろうね。人の道を外した雉野に対して、タロウは今後も踏みとどまることができるのかってドラマが展開されるのかな?

恐竜戦隊ジュウレンジャー 第15話、第16話

第15話「破れ!暗黒超剣」

 

改めて理不尽だよなあ。展開もキャラの行動も、全て気がふれてるとしか思えないもん。

 

バンドーラに捕まった子供達の前で、物凄い魔剣で強くなったドーラモンスターがゴウシに襲い掛かるという展開ですが、子供達が囚われているのに普通に応戦しちゃうゴウシがまず分からない。てかバンドーラ様も子供達を虐める訳でもなく、ただ柱に縛ってゴウシとモンスターの戦闘を鑑賞させてるだけだから、何のためにさらったのかもわからない。挙句、モンスターとの一騎打ちに勤しんでいたゴウシが、死に別れたお姉さんの事を思い出して「あの子たちは救わなければ」と言って、何の妨害も無くしれっと子供達を救出してしまうんだから頭痛い。ヒーローからも悪役からも放置され、思い出したかのようにさらっと救出されてしまう子供達のしょーもない扱い。一体何がしたいのかさっぱり分からない。分からないしか書いてないけど、本当に分からないんだもんな。

 

ゲキ達はというと、バンドーラ様の言うがまま、他人の家のTVでゴウシとモンスターの決闘を見物

劣勢のゴウシを画面越しに見ながら、「どうしたらゴウシを助けることができる!?」とゲキに尋ねるダン。いやあの、普通はまず外に出て探しに行くもんだと思うけど。突っ立ってる場合ちゃうのでは?

いやまあ、ゴウシの居場所が不明で焦る気持ちは分かるけど、それに対するゲキの解決案が「TVに突っ込むんだ!」だもんなあ。こんな脈絡も糞もないことをリーダーが言い出したら、「あ!とうとう気がふれた!」と不審がるのが普通と思うけど、メンバー全員何の疑問も抱かず「うん!」だもんな。いや、「うん!」じゃないよ。それで普通に戦場にワープしちゃう展開もどうかと思うけど。なんというか、たまたま閃いたとかそういうのを飛び越えて、根本的にネジが飛んでるようにしか見えないんだよなあ。

 

自分を作ってくれた茂君は斬れないという暗黒剣。理屈はともかく弱点の後だしというのはあまり感心しないなあ。もうちょっと匂わせてからじゃないとダメな気がする。でもこの剣、結局茂君に壊されちゃう辺りある種の子殺しだよな。後味ェ・・・。

 

茂君を大獣神に乗せるのは危険だと言うゲキだけど、危険も何も頭上に剣を振り下ろされてる訳だしなあ。暗黒剣がどうこう言う前に降りて避難させるのが筋だろうよ。てか、製作者を斬れないからと言って、製作者だから倒せるって発想もどうかと思うけどなあ。まあ、ある種の弾避けみたいな扱いだったんだろうけど、実際は超パワーで剣ごと叩き斬っちゃうもんな。青白く光る茂君は普通に人間やめてると思います。剣打っただけで人間やめられちゃたまんないっす。

 

まあ前回のアレと違って茂君は超いい子(すぎる気も)。アレと違って脅されて悪事に手を貸したという経緯があるのに、ちゃんと責任を感じてゴウシ達の為に特攻する好漢っぷり。ただ、弱虫だった弟が常日頃から自分を叱咤してくれた姉の為ではなく、ジュウレンジャーの為に勇気を出すというのはやっぱりピントがずれてるよな。おかげでゴウシとゴウシの姉のエピソードも結局単なる回想シーン止まりになって、超展開は嫌になる程豊富だけど、その分だけまとまりを欠いた話になったよなと。

 

 

第16話「クシャミ大作戦」

 

開幕、ボーイが作った料理に対し「なんだこの味わァ?!」「ノーサンキューだ!」と次々にダメ出しを行うゲキ達4人。ボーイが怒って飛び出して行っても何のフォローもしないゲキ。チームワークとは。リーダーの自覚とは。

挙句キレたボーイは単独行動。チームワークとは。てか、なんかキャラ変わってません?

高久脚本なので杉村脚本の流れなんか白根ということでしょうが、当の杉村脚本でも第6話で改められたはずのゲキのリーダーとしての自覚やチームワークなるものをしっかり描いていたとは思えず、チームがまとまるまでの過程を時間をかけて描いた前作「ジェットマン」とは悪い意味で対照的。そんな差別化要らないよ。

 

ゲストには、これまたキチガイみたいなガキが登場。自分のキック力に溺れてチームワークを乱したのを皆から反発されたのを根に持ち、無関係のボーイに当たり散らし、サッカー少年たちを逆恨みからくしゃみ地獄で苦しめるド外道っぷり。

後でボーイに謝っていましたが、態度が変わったのが協力者のピエロがドーラモンスターの正体を露わにした直後なので、「ヘンな怪人の味方をしていたことに不安を抱いた」以上のものを感じず、くしゃみで少年たちを苦しめることは別に問題ないよね的スタンスから変化が見受けられないのはどうかと思います。やったことの何がいけなかったのかに気が付いたという流れじゃないと、反省の言葉も薄っぺらいの一言ですし、そんなこんなで自分の何が問題だったのかを少年自身が気付く過程をしっかり描いていたとは言えず、チームメイトと仲良くサッカーを楽しむラストシーンはとってつけたような印象で、観るに耐えない出来。

 

大平さん(ナレーション)も団結がどうとか言ってるけど、敵の弱点に気が付いたのはボーイの単独行動中の戦闘が切欠だし、ボーイの単独行動について、誰一人反省する素振りを見せないし、言う程団結の重要性が感じられないというのはどうしたもんかな困ったなー。

鳥人戦隊ジェットマン 第48話、第49話

第48話「死を呼ぶくちづけ」

 

▼凌辱獣姦大好きおじさん

ラディゲ様はなあ、性癖が特殊すぎるんだよな。何の罪も無い女性を拉致して洗脳して恋人と殺し合わせた挙句、心無き魔獣に変貌する姿を楽しもうって言う、人生の中でなるべく関わり合いになりたくないレベルの変態。しかも洗脳も「ご主人様♡」的ノリじゃなくて、「その臭い息を私に嗅がせるな俗物!」みたいな反抗仕様がデフォだから、存在してるだけで通報したくなっちゃうよね。

まあ、リエを愛した理由は分からないのですが、美しい女性に癒されたいけど、自分のプライドが許さないってとこですかね。イチャイチャしたい本心を隠して、ライバル女と競い合う強い男性戦士としての自分を演出(この時点で凄くキモい)。競争の過程で彼女を屈服させ、彼女の意思も美しさも全て奪ってやろうという、「良いな」と思った女性でさえ、自分の強さを証明する為の道具としてしか扱えないラディゲ様のキモさが良く分かります。

「愛」を愚劣な感情と見下す一方で、心の何処かで「愛」を渇望するからこそ、愛した女性が自分ではなく誰か他の人間を癒すということを許容することも出来ない。これをちょっとマイルドにしたのが後の過去キングと。まああっちはなんやかんやでどっちつかずの中途半端男という感じでしたが、ラディゲ様の場合はやることやってるだけに、おぞましい悪役としての立場が強固なので、個人の精神性の問題と、ヒーローが倒すべき悪としての立場が巧く重なってる感じ。

 

▼一人糸電話の15年前

ラディゲ様も相当ですが、竜も中々です。

妄想のリエに対して「誕生日おめでとう」等と言葉をかける狂気の光景。自室でやってるならまだしも、レストランの中ですからね。もうちょっとこう、周囲の目ってものを。

最もすぐに現実に帰るのですが、無駄だと思っていても、定期的にこんな風に妄想しないと、自分の精神を保てない位には追い込まれているんだろうなあ。

これまではリエを失った自分の人生の虚無をごまかすために、世界の平和を守ると言う題目を掲げてきたのが、敵として殺し合ってきたマリアがリエその人だったという現実により、戦いの目的が他者の平和と命を守る為というヒーロー的なそれに加えて、自分達がやり直す為にバイラムを倒す、人生を賭けた死闘という色が濃くなっています。地に足のつかないヒロイズムで仲間達を時に敬服させ、時に嫌悪感を煽ってきた竜が、失ったものを取り戻す戦いを前に、今、誰よりも動揺しているということを刺激的な描写で表現。

 

▼「我が聖なる血」とか言っちゃうのすっごくキモイ

トランザに力の差を見せつけられ、そのラディゲがトランザを倒したことで、以前のようなSっぷりがすっかりなりを潜めたマリア。強くなりたいという思いは変わらないけど、その為に何をしていいのか分からないので、結局ラディゲに従ってしまうという悲しさ。

かつてのように自らの力でラディゲ達と競い合うことで、自立した個としての矜持を見せてきたマリアに惚れたグレイだからこそ、彼女の悪事をやめさせようと必死になるということでしょう。今回基本的にマリアが男を誘惑して吸血するシーンが殆どなのですが、その合間に挿入されたドラマパートは積み重ねが効いてどれも見ごたえがあります。

 

 

第49話「マリア…その愛と死」

 

▼漢

結城凱がひたっすらにかっこいい。

香との関係はお察しという感じですが、彼女に竜を託す場面は積み重ねが効いてかなりグッとくる場面。色々あったもんねおまいら。

ヒーローとして友が愛した女性を、人々の命を奪う化け物として倒すという汚れ役を率先して引き受ける覚悟もそうですが、その後、グレイの頼みを聞き入れ、マリア救出路線にシフトするのもかっこいい。やっぱりなんだかんだで友の恋人というのもありますでしょうが、敵である自分達にマリアを託すらしからぬ態度、「魔獣にしたくない」という切実な言葉に真実を見出したからこそ、命を以て相手の本気に向き合う漢のかっこよさ。

 

▼漢②

マリアには「人間の心がある」とジェットマン達に訴えるグレイ。ラディゲの操り人形である自分を乗り越えようとするマリアの姿勢を、竜の恋人であるリエとしての人格の一端を読み取っていたのでしょう。この辺実際ラディゲ様の中途半端な洗脳プレイが仇となったということでしょうか。変態と書いてアホと読む。

それにしても、自分の腕の中で自分ではない男の名前を呼ぶリエの一連のシーン。凄いよなあ。それでも、「恋人と離別」という自ら辛い決断を下したリエの想いを尊重し、マリアに対して最後の手助けができただけ、良かったのかもしれません。

 

▼アホ

リエに背中をざっくりやられるラディゲ。アホだなあ。そして結局自分の手でリエを殺めてしまう。アホだなあ。

そんな弩アホがラスボスとして成立してしまうのがこの作品。凄いですねえ。

鳥人戦隊ジェットマン 第46話、第47話

オニタイジンクッソかっこよくてすき。ロボタロウの纏足も気にならない位合体後が好き。ロボタロウにはチェンジヒーロー版があるしね。(お金が減るよ!やったねたry)

価格は中々強気ですが、シール地獄の大連王とかもこれ位したしね。てか、中途半端な価格でしょーもないもの売られても、それこそ誰も買わないでしょ。欲しいものは多少無理しても買うのが人情であって、売り上げが伸び悩んでるのもそういう所に原因があるわけでしょ?知らないけど。とにかくイケる所までイキましょうや。

何にせよ、現行のスーパー戦隊を楽しめている自分が今でも信じられないですね。生きてて良かったなあ。

 

 

第46話「トマト畑の大魔王」

 

▼おもらしラディゲ

人間体で街を彷徨いながら、蓄えたベロニカのエネルギーを垂れ流して玩具の人形を動かすラディゲ様。

同僚への復讐心に燃えながら、やってることは人形遊びというのは、しょぼいっちゃしょぼいけど、強化への伏線としてストーリー展開への興味を引きます。

 

▼トマトキチガイ

街中でトマトを食いながらアコにもゴリ押す雷太。トマトが好きと言うよりもキチガイと言う感じ。こんなキャラだったかおまい。まあ、雷太については小説版がかなりハードなので、TV版はこれ位マイペースでも良いのかも(いいのか)。井上敏樹の世界は、うん〇を食べさせるいじめが横行し、赤ん坊がう〇この中で産み落とされたりと、治安が悪いと言うより生き地獄だからなあ。

トマト大王、怖がられてる割にはお婆ちゃんの話を聞くまで忘れられてるし、トマト大王を生み出すきっかけとなったトマトへの嫌悪も、大好キチガイに変貌した今、トマトやトマト大王が再び恐怖の対象になるのかどうか今一つ疑問。てか、なんで雷太が狙われたんでしょうね。隠れた強キャラ?まあパワータイプは美味しいとは思うけど。

 

 

第47話「帝王トランザの栄光」

 

▼この回以降はずっと893

竜以外のメンバーが全て吸収されてしまうという、カメラジゲンやスナイパーキャットの技を転用したような新兵器バイオガン。オリジナリティという点では弱いですが、トランザの戦闘力がプラスされているので、ちゃんと脅威になってます。

仲間達を取り戻すため戦う竜と、かつての仲間への復讐を遂げんとするラディゲ。相反する目的の二人が手に手を取り合いトランザに挑む様は対比も効いていて変な熱さがあります。

 

▼不殺の誓い

トランザ相手に言い放ったラディゲ様の「所詮貴様は流れ星。如何に輝こうと堕ちる運命にあったのだ!」は日常生活で一度は使ってみたい台詞。使いたい相手がいる訳ではないけど。

蹴飛ばされても唾を吐かれても暴言を吐かれても復讐の心を捨てないラディゲ様。傷ついた体のトランザを剣グリしながら意趣返し。「俺の名を言って見ろ」は呼び捨てにされて切れるところも含めて日常生活で一度は使ってみたい台詞。使いたい相手がいる訳ではないけど。

なんだかんだで子供の頃から面白半分で人を殺してきたトランザなので、体だけではなく心までが恐怖でダメになってしまうというのはスッキリする展開。壊された腕のコントローラーが脳と直結してたとかあるのかもしれませんが、心の弱さを乗り越えられずに廃人になってしまうオチは、弱さを乗り越えてきた香や凱達との対比として悪の脆さを象徴。廃人オチは広瀬さんのアイデアだったようですが、生きていてもどうせ戦闘不能だから地球の平和的には葬ったのも同じだしということで、ヒーローものの悪役の因果応報をより印象付けるラストとして成立したと思います。

ヒーローがこれをやっちゃうとアウトでしょうけど、同じくらい業を背負いまくったラディゲ様なら余裕でしょということで。

匂いフェチ的には少し臭い方が丁度いいのです

3話目ですが、インベルの異常行動はやまず。

ヘンな奴らに襲われたので外の世界が怖い→わかる

怖いので女の子を幽閉する→え

恐怖心を伝える為に、盗撮した写真を本人に見せる→?!?!???

全てにおいて行動パターンがキチガイ染みているキショロボに、かつての自分を重ねる春香ちゃん(それでいいのか?)ですが、直前のやよいとの電話で過去エピに触れられた位なので、話の導線としてはちょっと弱め。行動の全てが意味不明な変態ロボットに心を見ると言う春香の奇態な行動も、将来に対して抱える恐怖や不安をなだめる為に、機械の動作に対して勝手に自己投影しているということなのでしょうが、やはり前回の「まあいいか」がネックになって、その辺りの気持ちにも感情移入は出来ない所です。

どうでもいいですが、雪歩が地味に安産体型で、見てて変に落ち着く。こんなキショイコメントを書くようになったのも、インベルってやつのしわざなんだ。

 

 

第4話。「高槻やよい」というと、どうしても「うっうー」と奇声を発するアレな子というイメージが先行しますが、街中で鶏やらペンギンやらの着ぐるみを被って出歩く姿は、どう見ても普通の人間のそれではないので、そういう要素はしっかり反映されているようです。まあ、この手の理不尽なキャラ付けは、単に花田先生の癖だとは思いますが。

無駄に当たりの強い伊織と春香が、共にロボットに心を見た者同士として気持ちを通わせるというお話ですが、インベルにせよネーブラにせよ、心があると説明はされるけど、何処まで本当なのかどうか伝わってこないので、真じゃないけど「余計なことを考えるな」としか。

一応インベルは「盗撮」「ライト照らし」「幽閉」「セクハラ」といった、特徴的な動作こそ見せていますが、そこに脈絡らしいものも無ければ、単に機械の仕様、不調という印象しか抱けずといった所で、特にネーブラに至っては、そういう動作すらまともに描かれなかっただけに、伊織のネーブラに対する想い自体もさほど伝わってこなかったというのが本当の所です。

上に書いたように、春香がインベルに自分を重ねている(ように見える)という点では、そこそこの拘りはあるのでしょうが、それだと愛情で以て接する個人として承認していると言うよりは、自分の気持ちをなだめる為の対象物以上の認識が見いだせないので、現時点では変わった人達同士の変な友情なんだなあと、理解は出来ても感情移入は出来ない状態です。

ロボット相手に恋愛感情を抱く変態少女みたいなノリでネタにされがちなゼノ春香さんですが、序盤の段階では中々どうして変態チックで、世の中には我々の知らない世界があるのだなあと、ちょっと社会勉強をした気分。なんとなく「ザ・ノンフィクション」みたいだね。

どうでもいいですが、伊織と真の模擬戦を知らせに来た時の雪歩の胸が地味に揺れてて、見てて変に落ち着く。こんなキショイコメントを書くようになったのも、インベルってやつのしわざなんだ。

デリシャスパーティ♡プリキュア 第7話

第7話「強火の情熱!きらめいてキュアヤムヤム!!」

 

メンメンと井口の子に癒されます。井口の子はあの見た目+井口の声っていう反則っぷりなのはズルいと思います。

ところで久野美咲はいつプリキュアやるねん?いっそのこと幼稚園児のプリキュアとか、あってもええんとちゃう?

 

食べ歩きマンとして何度か出番を重ねてきた井口の子こと華満らん。家族が苦労してスープの味を完成させてきた経緯を熱く語ったり等、ラーメン屋の娘なりに、食に対する強い執着があることを伺わせます。これまでも飯時に味を変えられたり、挙句自分の店が狙われたという事で、敵との因縁もゆい達以上に強固で、事実上の主人公感が尋常じゃありません。立場危うし負けじと出汁がどうこうとか、桃井タロウや猿原真一みたいなことを言い出したゆいには違和感しか感じませんでしたしね。味を奪われてひーひー言ってるらんの話を聞いて「腹ペコったー」とか言ってるのも、フォローとして見ても、なんかね。

それだけに、客の興味が半額設定にあったんじゃねって敵の煽りに引っかかってうろたえるらんの姿は残念だったと思います。

らんの店が元から人が入らなくてどうしようもないという話であればまだしも、そういう経営難が話題に上っていた訳でもなく、ゆい達は最初に来た時から味をフォローし(ゆいに至っては出汁まで見抜いてる始末)、彼女自身も味に対する矜持を示していたらんが、この程度の煽りに引っかかるとは思えないです。店に来てた人達はレシピッピをとられるまでは笑顔だったわけだし、客が呆れて帰ってからメンメンから「味が奪われている」という話を聞いて、不評の原因に辿り着いていた訳ですし。(そもそもいくら安くても味には最低限拘るでしょうに・・・。)

そんなだから、敵の煽りに対するゆい達のフォローに続いて、後になってあれこれ理屈をつけて抗弁する所からは、自分の店の味や食に対するこだわりは伝わらず、情けなさが勝っていたように思われます。今一つ、惜しいなあと。

 

生徒会長が敵の正体でOK?

いずれにしても半額設定を提案したのは彼女だし、らんが人並みの知能を持ってたら、疑われそうだけど。