しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

仮面ライダーリバイス 第35話

自分が熱くなった時、冷静な大二に助けられてきたと語る一輝君。ごめんなさい、そんなことありましたかねえ。感情的になって兄貴に八つ当たりしたり、一緒になって状況に困惑していた場面しか浮かばないんだよ。敵に対してキレてるシーンとか。いずれにせよ、冷静に理知的に行動していた人って印象は薄いなあ。

てか、一輝は一輝で何でそんなに冷静なんでしょうか。敗北して状況的にもヤバイと思うし。熱くなる人じゃなかったんすかねえ。

 

自分で動けば変わるって、フリオの人がそう気づいたタイミングっていつですかね。アギレラだって何もしてなくて言われて気付いたタイプだし。それを受けてウィークエンドの若いもんがなんか悟っちゃうのもショボいなあ。

 

バイス「そもそも悪魔ってなんだよ」←毛利氏渾身のメインライターへのツッコミ。

まあ、汚れ仕事ばかりやらされてるのは正直同情します。好きな作家ではないけど、最近やってるのってどれもこんなんばっかだしね。

バイス君、見た感じ記憶改ざん関係なしに、一輝に捨てられるかもって思ってるようす。ええと、一輝君一応、母親を襲った君の悪行を忘れて君を相棒として受け入れてくれたんだよ?そんなクルクルパーが君を捨てるわけないじゃないか。都合の悪い記憶だってすぐ忘れてくれるさ。

まあ、一輝に捨てられるどうこうというよりも、ベイルの「悪魔らしくあれ」という発言に惑わされて、一輝を守ろうとする自分の行動に自信が持てなくなったということでしょうが、バイスって別に悪魔としての自分に矜持を持っていた訳じゃないし、何度も書いたように宿主を虐めているのはベイル位で、他は皆宿主と仲良くやってる奴らばかりだし。生き方に疑念を抱くほど悪魔らしさを意識していた訳でもないし、ベイルの生き方が悪魔らしさとして認識できるほど主流派って訳でもないし。何が何だか。

 

何が何だか分からないけど、やっぱり激昂する大二君。フェニックスベース破壊は惨事だとは思うけど、そんなにフェニックス守りたかったの?カゲロウに操られた直後にぬけぬけと隊員続けてた図太い大二はどこ行ったんだか。

冷静な大二君なんてやっぱり嘘。大二は強いっていうのも嘘。嘘ばっかやな。

 

あかし長官の会見、視聴者を作中の一般人に見立てて、演説を聞いてもらうみたいな演出意図だったみたいなことを東映公式HPに書いてありましたが、物語を追って内幕を理解している視聴者と、フェニックスの内部で何が起きているのかも分かっていない一般人とでは状況が違い過ぎると思うんですがそれは・・・・・・。

同じく東映公式、若いもんの信念がどうこうとか言ってますけど、前回いきなりさくらラブに目覚めたお兄ちゃんに信念も糞もないでしょと。こっちは何でこいつがウィクエンに入ったのかも知らないのにさ。混迷極めすぎ。変身されてもコメントのしようがないですよ。まあ、こんな香具師なのでライダーとしての活躍シーンが、救助シーンのみという最低限レベルだったのは良心として評価したいけどさ。

 

ウィクエンが地上に出るとか言ってるけど、そりゃ地下にいても何もしなかったもんな。地上に出てまたしあわせ湯通いとストーキングでもするの?しあわせ湯通いは銭湯文化振興には役立つかもしれないけど、ストーキングは犯罪だからなあ。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン11話

ドン11話「いぬのかくらん」

 

「獣人出現とかありえないっしょww出たとしたら折り紙に気を付けてwwww」とか言いながら、前回から折り紙追ってるやべーのがの出てるから陣さん役立たずうううううう。おまけにアドバイスがイミフうううううう

ソノイ達も困惑してるうううううう。

 

犬塚はなあ、いい子なんだろうけどこう、人が良くて心配になるパターンよね。クールというより、アホの子よりだよね。

夏美だと思い込んでいた女性がはるかだと知って、ビンタのお返しとばかりに女子高生を蹴るシーンは笑いました。暴力に彩られた世界すぎる。

 

自分を頼ってきた犬塚に何かをしたいという雉野。困っている人に対して、人として何かをすべきと必死になるその態度は、それが本心から来る行動でないとしても、社会で生きていく上で大事なスキルだとは思います。ただ、みほちゃんが絡むと苦しんでいる病人そっちのけで笑顔でノロケ話を聞かせてくる辺り、やっぱり根っこはエゴの人だと思います。みほちゃんもなんか獣人っぽいし、どうなっちゃうんでしょうね。

 

はるかは犬塚を心配しつつタロウも心配しつつと、落ち着きが無いですが、そういう所は嫌いではないポイントです。話を聞かないで突発的に動く前のめり過ぎる所は相変わらずですが。

この子はヒーロー漫画の作者としてのプライドや人を簡単に消すことになんら躊躇しない脳人への憤りを持っていたりと、根は実直で善意の人だと思うのですが、考えるより行動的タイプなので他人に迷惑かけがちなんですよね。ミホが絡むと我を忘れる等短絡的な部分では雉野と似通っていますが、はるかの場合は我欲もヒーローとしての生き方も、得意げに胸張ろうぜブラザー的スタンスでそれぞれ矜持を持って追求するタイプなんですよね。盗作犯扱いされても尚漫画のスキル底上げや人生奪還のために一心不乱で行動するのも、真利菜の為に手に入れたものを手放すのも、「初恋ヒーローの作者」としてドヤ顔できる自分自分でありたいからという、強烈な自分への自信と自己愛で繋がっている。自分に自信が無くてびくびくする一方、舞い降りた幸運を守る為なら他人を犠牲に出来る雉野とは差があるわけです。今回はるかがキジブラザーの正体を知りましたが、タロウを妨害しソノイの消去カットで魔進鬼を消去させてしまった過去については特に触れずじまい。何か事情があったのかという思い込みで済ませるのかな。明確に人を消したことを責められても何とも思わないソノイとは違うのではるかの印象が脳人とは異なるというのはあると思うのですが、雉野とはるかとで今後も絡みがあったら嬉しいなと。

 

猿原センセの民間療法。普通にまた病院に診察に行けばいいと思うんですがねえ。ダメダメな雉野に出来ることなんてこれ位だろうということでしょうか。火を消すのを忘れて戦いに行ったり、なんだかんだで結構ポンコツです。知識や思考力はあるんでしょうけど、突飛な事態が重なると対応しきれなくなるということで、意外(?)と抜けてるみたいな。

デリシャスパーティ♡プリキュア 第9話

第9話「かみ合わないふたり?ここねとらんの合わせ味噌!」

 

コメコメかわええ。

 

前回ラストで持ち越された「テイクアウト」は、文字通り「テイクアウトした飯のみレビュー」という方向性だったようです。なんだそれ。引っ張った意味ないでしょ。

「ホカホカハートが分散してレシピッピが集まりにくくなる」とか言ってますが、ホカホカハートって「これ喰いてえ」「早く食べたい」って食欲も含んでるんじゃないの?並んで商品を待ってる客の食に対する高揚感は無視なの?「おいしそ~」とかゆいちゃんも言ってたけど、キュアスタで興味を惹かれて皆気持ちを高める訳でしょ。そういう「楽しみ」に関する描写に尺を割いてる割には、その辺の感覚に無頓着と言うか、線引きがようわからんのよね。

それにテイクアウトしないで店内で食ってる人が沢山居たら、ホカホカハートが一か所に集中してレシピッピも大量に来るわけでしょ。店内でレシピッピが奪われたら、テイクアウトした飯だって絶対被害に遭う訳だし、何も改善されて無いよな。

そもそもこれ、ホカホカハートに釣られてレシピッピが来るなら、料理が上手い不味い関係ないよね。レシピッピが宿ってるから美味い料理になるとかなら分かるけど、巧い料理に集まってるだけで、さらわれたら飯が不味くなる。設定への無理解なのかもしれないけど、因果関係成立してないと思うんですけど。てか、レシピッピ要らない子じゃね?下手に集まって攫われたらメシマズになるって、そんな薬にはならないけど猛毒になる可能性MAXみたいな扱い酷くない?あんなに可愛いんだよ?

てか、キュアスタ対策関係なしにタコ焼き屋狙われてるし・・。

 

らんちゃんのコミュ障っぷりがヤバいですね。「読書の邪魔してごめんね」から間を置かずに「読書が趣味なの?」と読書中のここねの邪魔を平然とするところなど、中々パーでんねん。落ち着きが無いと言うか、言ってるだけで行動に根っこが無いと言うか。

ここねの方も中々ヤバいです。友達と昼飯のメニューで意見が分かれたから、「どっちも食べる」という極端な回答で仲良し関係を演出するすんげえ番組を観て「合わせなきゃ」とかつぶやく始末。どんな番組だよそれ。パムパムも引き気味でしたが、その直前に件の番組を観て「仲良しは良いパム」みたく言ってたし、何が何だか。

 

コメコメが泣きだした件、ここねはらんにもっと考えろと迫ってましたが、言う暇があったらパムパム達に相談すればいいのにな。妖精の赤ちゃんなんだから、人間がゼロベースで考えて答えを探るより合理的だと思うんだけど。ここねちゃんも割とポンコツよりも描写が多いので、考えるタイプではないと思うんだけどな。上述の番組に影響されるのもそうだし、作戦だって思い付きなのか熟考した末のものなのか分からんしね。キュアスタのアイコン問題だって、目に留まるからパンダでフォロワーが増えるとか言ってたけど、飯のレビューアカウントなら飯の画像を張り付けたるのが普通だと思うんだよな。それただ奇抜なだけだと思うんだけど。なんというか、根拠があって行動してるのか思い付きなのかよく分からないんだよな。一応場慣れしているらんの方が、まだ過去の経験という裏打ちがあるだけ考えているように見えちゃうし(実際当たってたし)。甘いものを先に食べるか食べないかも好き嫌いの問題だし、登場人物それぞれの主張が振る舞いと噛み合ってないんだよな。そういう意味なの「かみ合わないふたり」って。

 

結局、あわせ味噌がどうこうみたいなノリで二人の長短を巧く組み合わせれば良いじゃんって話と、合わせるだけじゃなくて意見をぶつけ合おうという話の二つが結論に。

ええと、自分を主張し合った上で、それぞれの個性を巧く組み合わせようみたいなことなんだろうけど、これ戦闘時以外成立した局面が無いよね。アイコン問題だって二者択一だし、コメコメ育児問題もそうでしょ。これまで出てきた意見の相違に対して、改めて新しい解決案を出したとかなら分かるけど、そういうわけでもないし、結局噛み合わない部分をどう落とし込むかについては結論が出てないからオチとしては大分投げやりな印象。

 

後、オカマがただの実況キャラに堕ちてるのはまずいと思うんだが。一応「今ヨ!」と攻撃のタイミングを指示こそしてたけど、実際の戦法を考え実践するのはらんとここねの二人だもんな。ゆいはともかく、元々オカマが戦士として戦う筈だったんだよねえ。ベテラン戦士として、戦術アドバイザー的立ち位置に就くのかと思ったら、そういう要素はこの間まで普通のJCやってた女の子に取られるって悲しくないかな。なんだろ、本当にワープ能力しか取り柄が無いオカマに成り下がってる気がするけど、それでいいのかオカマ!オカマの意地をそろそろ見せてくれ!

仮面ライダーリバイス 第34話

作品も雑なら感想も雑。

 

あかしちょうかんながいきなんですね。てかさ、ギフ様の強さなんてようわからんから、長官の諦めってのもよう伝わらんのよな。

明美さんもビビって死んじゃったみたいけど、なんで?意味わかんないよ。元々薄っぺらいキャラだったので、イキろうがビビろうが死のうが生きようが何の重みを与えないへなへなな展開だよね。はー、しょーもな。ぺんぺんぐさもはえない。

 

結局ウィークエンドに集まるのね君ら。別れた意味ないやん。それぞれの場所でそれぞれ戦おうってなんだったのさ。わかれのいきふんいいかんじー的なノリ?

 

家族を守るbotの一輝が母親へ降りかかる危険に無頓着で、バイスが代わりに保護っておかしくねえんかね。一輝はバカ。BAKA。馬鹿。うましか。

 

命を懸けてでも守りたい正義があります!と、ヒロミの気持ちに今更同調する大二。

いやいや、明美さんってそんなに大事?変身しないで戦ってボコされたアカシ長官にビビってるから命の危機を感じているってことなんだろうけど、逆にこいつは今までどういう気持ちで戦ってきたんだろうかね。大二の優しさとか色々言われてたけど、あれはなんだったの?ちょっと気を抜いて護る程度の正義?その程度の優しさ?結局兄貴に嫉妬して色々やってただけ?兄貴でもそんな嫉妬するとこあるかなあ。ただのオオボケだと思うけど。何がしたいのかマジで分からない。

 

前にも書いた覚えがあるけど、悪魔らしさってなんだろう。自己犠牲かな。カゲロウとかどう見ても宿主マンセーマンじゃん。ラブコフは分かんないけど、なんか宿主の為思ってますムーブだしてるし。ベイルだけじゃね、明確に宿主虐めてヒャッハーしてる悪魔なんて。確かにバイスも母親おそってたけど、守ってた認定だしね。少数派だよベイル君。まいのりちー。あくまはせいぎ。ながいものにまかれろべいるくん。

そんな悪魔まいのりちーのベイル君の発言で動揺するバイス。いやあの、ベイル君の生き方特殊過ぎるから、言ってること参考にならんと思うけどなあ。

もしかしたら、戦う内に一輝がバイスの事を忘れる=捨てられるかもってこと?でも大二やさくらや母ちゃんはいるんでしょ?まあ、忘れたのはお前のせいだって疑われて、石投げられるかもってこと?

でも記憶消去の秘密を明かしたのは君だからなあ。黙ってたってことはずっとそのこと覚悟してきたわけでしょ。今更ベイルの発言で揺らされても、こっちとしてはバイス君あたまわろすねと解釈するしかないんよ。今更なんだよほんとうに。

 

さくらさんラブみたいな感情に目覚めてるっぽいウィークエンドの若いの。なんだこいつ。いきなり変な設定がうにょうにょうにょ生えてくるのマジで謎。草むしりしようぜ。要らないキャラはどんどん刈りとろう。

 

博士をヤバい奴の前に立たせちゃっていいのか五十嵐三兄弟。正規の戦闘員じゃないはずだよねこの人。なんだかなあ。

 

アギレラは何の屈託もなく遊び倒してます。てっきとーなきゃくほんだなー。どこまでもどこまでもずさん。もう玩具のCM番組としての最低限の体も成してない気すらしてきた。関わってるスタッフ全員可哀相だよ。だいすきなんとかキャンペーンも修羅場みたいな状態だし。

ウィークエンドに入っても見守り隊みたいなことしかしてないし。てかさあ、今更だけどウィークエンドってさくらとカリザキパパ以外なにしてるの?ストーキングしかしてないよね?お風呂入ってるくらいだよね?おばちゃん構成員が「あんたたちのお風呂は好きでした」みたく言ってたけど、入浴しかしてないよねぶっちゃけ。「ゴリ」の公害Gメンの方がまだ存在感出してたと思う。あれも大概だったけど。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン10話

ドン10話「オニがみたにじ」

 

今年のスーパーヒーロータイムはあれだ、前半にダメダメな作品を見せた上で、後半で模範解答を見せて「シナリオってこうやって書くんですよ。」と、ライター志望の人を教育する目的で番組作ってる気がしてならないんだが。

この作品にしても井上敏樹なんて引っ張っり出してくる位人材が枯渇してるのは分かるけど、一応娯楽作品ってこと忘れないでほしいなあ。たのむよお。

 

タロウ君を助けるとポイント大量ゲット!

まあそれだけが要件って訳じゃないんだろうけど、タロウに貢献したかってかなり大きいんだろうね。雉野のポイントが少なかったのって戦士としての資質だけじゃなくて「おにぎり屋の取り巻きがタロウをディスって彼を曇らせた」ってのはあるかもね。雉野と比べてタロウ糞みたいな感じでぼろくそに言ってたし、本人に悪意は無くても、結果的にタロウを惨めな境遇に追いやったらダメとか。

ポイントの反作用ははるかの代わりにオニシスターになった彼女に来たってことかな。ちょっと理不尽な気もしますが、はるかが居なくなったことで生じた戦士の枠を誰かが肩代わりすればいいってことなんですかね。借金みたいなもんか。金さえ返って来れば誰が払おうと関係ないと。

 

カメラマンオニシスターこと真利菜さんは良い感じだったと思います。今回ははるかと彼女の対比が素晴らしかった。

盗作疑惑をかけられる恐怖とカメラへの未練で揺れながら、戦士としても悩みまくりで、銃を構える手が震えてしまったりと、中途半端な真利菜さん。一方で、はるか以上にドンブラザーズとしての自分の立ち位置を確立すべく、被害者予備軍のはるかを守る為積極的にサイン会に行って連絡先を教え、猿原やタロウの身の回りの世話に邁進。タロウはともかく、猿原のお世話(※)をしてもポイントも糞も無いから仕方がないわけだしね。そんな感じで、不本意ながらも置かれてしまった今の立場に納得すべく、バイトも頑張るしドンブラザーズ活動にも精力的と、表面上でははるか以上の積極性を見せながらも、その積極性はどうにも受け入れがたい今の自分を無理矢理にでも納得させたいというゴリ押しでしかなく、心身に無理を加えているだけでしかないと。前回パクリ疑惑が出た真初恋ヒーローをバイト先で読みながら、つまらんと貶しつつも作品として内心は認めるはるかに対して、写真家さんはナイフで店に飾っている写真をブスリ(器物破損!)で「これは盗作ヨ」と我を忘れて店内で喚いてしまう火病ムーブを披露してしまう度量の差も大きく、これまでの積み重ねを活かしながら、まりなとはるかのキャラクターを掘り下げ、はるかが置かれていた立場が如何に苦しい者だったのかを捉えなおしてくる脚本が素晴らしい。こういうのを平気で書いてくるからこそプロであり、井上敏樹がこの業界でなんだかんだ(一回の支払に10万円以上必要なレベルの飯を何度も)食っていける理由なんだろうなあ。

愚痴りつつも我武者羅に漫画の夢を諦めず、ドンブラザーズとしても一定の信念を持ちながら戦い続けたはるかと、写真の夢に恐れを抱いて、戦士としての自分にも迷いを抱いて迷走している真利菜。この二人のオニシスターの対比を通じて、何故はるかがオニシスターなのかというのを掘り下げるシナリオが巧み。

なんだかんだで普通の人はそうなっちゃうんだよね。自分が置かれた現実を受け入れられなくて、自分をごまかして生きてしまう。でもごまかしきれなくなってそれがどこかで爆発してしまう。だから全部中途半端になってしまう。描写の一つ一つが繋がって、それぞれが意味を持つシーンとして機能し、まりな(普通の人)とはるか(ヒーロー側の人)は全然違うんだってことを明らかにしてるね。

置かれた立場が同じだからこそ、真利菜の気持ちが痛いほどわかるし、また彼女の境遇を通じて自分が置かれていた立場が如何に悲惨だったのを改めて理解しても尚、それでも自分の決断のせいで苦しむ彼女の痛みを消してあげたいという気持ちで戦士としての信念を固め、再起の道を選んだはるかがストレートにかっこよかったです。

後は、何度か書いてるけど、個人的にはもうちょいはるかの漫画への執着を見せてほしいかな。真利菜のバックボーンを掘り下げていただけにそこは改めてちょっと気になったかな。

 

海賊鬼ははるか達と違って、スタートラインにすら立っていない存在ということで、妬みだけで他人の人生を踏み付けにするどうしようもなさを披露。再起したはるかも漫画の道を完全に諦めたのではないと。理不尽で誰かの夢が踏みにじられた上でかなえる夢ではなく、自分の力で勝負して未来をつかみ取ろうという決意を固めたのでしょうね。

 

今回、タロウはやけにつっけんどんでしたが本当に忘れていたのかなあ。カイトは嘘だったようだけど、猿原もマジっぽかったし、覚えているのは管理人だけ(心遣いで忘れたふり?)なのかな。

タロウのことだから「縁が出来たな」とか言いそうだけど、目障りだもんなあ。戦士を辞める→タロウに貢献することを辞めたらそうなるってことかな。ポイント制度自体タロウに関係してそうだし。この辺は良く分からないや。

 

※猿原が片づけられないタイプなのは驚きだけど、なるようになる的な人だから気が向かないと何もしないんだろうね。公式サイトのキャラ設定だと几帳面とか書いてた気がするけどなあ。

 

恐竜戦隊ジュウレンジャー 第17話・第18話

第17話「六人目の英雄(ヒーロー)!」

 

キチガイフォークリフトでやってくる!ドアホがトラックでやってくる!

のっけからバーザとノームのあたおかコンビが「鍵を返せと」言いつつ、子供の妖精を轢き殺さんとばかりに迫るのですが、彼らには会話能力が無いのでしょうか。ないんだな、それが。

挙句、子供の妖精に事情を説明せず、手りゅう弾や機関銃でSATSUGAIも辞さないと射撃爆撃。狂ってるなあこいつら。(既知)

そんな狂ったじーちゃんズに翻弄されながらも、鍵で以て「ブライ」の封印を解いた子供妖精。解放されたチェンジペガサスのそっくりさんはドラゴンレンジャーに変身。ジュウレンジャーと一緒に戦うのかと思いきや、逆に彼らを殺さんと襲い掛かり、大獣神の頭の中で大暴れ。頭から火花吹いてますよ神様。まあ、象徴的ではありますが。

元々アレなバーザとノームが更なるアレになり、同じく元々アレな大獣神も更なるアレになりそうだったりと、6人目の戦士がどうこうよりもキチガイメンバーの今後の方が心配になる内容。

孫も孫で、「ブライがバンドーラを倒す!」と正義のヒーローとしてのブライを信じまくってる割には、バンドーラの尖兵であるトットバット達に「早く開けろ」と言われて封印を解くノータリンっぷりだからなあ。まあこっちはまだ分からなくもないけど、なんかこうなあ。知性が欲しい。

 

 

第18話「憎しみの兄弟剣」

 

いやあの、なんだって孫に事前に事情を話さなかったんだノーム(とバーザ)。

まあ、ゲキの前で家族の血なまぐさい秘密を明かすわけにもいかないというのは分かるし(テキトーにごまかしておけばよかったのに)、孫に対しても憧れの戦士に対する夢を壊したくないという、御祖父ちゃんとしての心遣いもあったんだろうけど、ブライが復讐心を抱いていたのは分かっていた訳でしょ。全く罪のない弟を逆恨みするようなヤバイ奴だってことも分かってた訳でしょ。下手に秘密にして時間と共にブライ復活への夢を強めるよりも、とっとと事情を明かした方が孫の為だったんじゃないんかね。

少なくとも、フォークリフトアタックや機関銃掃射で襲うよりは、孫と二人で追いかけっこしていた時にでも事情を話すとかあった筈だしなあ。あまりにも短絡的というか、893脚本のディスコミュニケーションのような、人と人の信頼関係における感情の機微やタイミングの悪さですれ違ってしまうとかじゃなくて、本当に本当に話の都合レベルというか。まあ、ノーム(とバーザ)の無能っぷりは一応一貫はしているので、今回の件を抜き出して話の都合って言うのも違う気はするけどさあ。

てかなあ、ノームも自分で匿っておいてブライに対して何も出来ていないっていうのはすごく情けないと思うんだよな。「俺はノームの森で苦しんでいたんだ」とかブライは言ってたけど、要はノームは傷心の子供に何一つしてあげられない木偶の坊ってことでしょ。本人の人格がアレっていうのはあると思うけど、それにしてもなあ。まあ戦隊の協力者ポジが、人間関係はてめえらで解決汁的スタンスであることは往々にしてあることだけど、ノームもバーザも無意味にキチった行動ばかりが目立っててたまんないっす。

 

ブライも良く分からないんだよな。ジュウレンジャーが眠ったなら俺も眠るって言ってたけど、その間に復讐を遂げる気は無かったってことだよね。無敵の戦士でそこそこ強かったんだし、ずっと鍛えていて強くなってたんだよね。バンドーラ討伐があるから復讐心を抑えていたのかもしれないけど、復讐したいなら早めにケリだけつけてゲキ相手に殴り掛かれば良かったのに。それか倒したいなら眠ろうとしている所を闇討ちでも良いわけでしょ。お父さんも後ろから国王相手に襲い掛かって敗れてるくらいだし、その息子なら別に高潔な精神性って訳じゃないんでしょ。

父親の仇が死んだので、仇に育てられた弟にぶつけますっていうのもなんだかなあ。せめて「お前の育ての親父はクソだから、プリンスの座は俺に譲れ。だって俺はお前の兄貴だから」で通すのが普通だと思うけど。一応子供の頃のブライの認識的に、ニクイヤマト族国王に取られた弟ということで、クソの被害者って位置づけだったんでしょ?

「俺は苦しんでいたけどお前はちやほやされていた!」とかキレてたけど、ブライの国王への憎しみと、ゲキのプリンスとしての厚遇っぷりは全然違うベクトルにあるものだと思うんだけど。父親がどうこう以前に力が欲しかっただけでしょこれ。親子そろって「世界を俺の物にしてやる」とやる気満々みたいだし。なんかこう、どうしようもないなあ。

 

ゲキの苦悩については、家族周りのエピソードって今回が初だし、ゲキの内面についてもあまり良く分かっていないので、突然生き別れのお兄さんが出てきて苦悩する主人公の悲惨さがあまり伝わってこないんだよな。

 

大獣神は煽るだけ。「正義の為に戦え」というのはまあ分るんだけど、「正々堂々立ち会う日は必ず来る!」とか、無駄に引き延ばすことだけ考えてるもんな。戦闘能力あるなら君がやれよ。

 

バンドーラ様の歌による尺稼ぎ。尺稼ぎではあるけど何気に一番の見所です。バンドーラ様だから成立する場面だよね。曽我さんすげえや。仲の良い悪党というのは結構嫌いじゃないです。ブライを煽るという役どころも悪くないです。主役はバンドーラ様。

デリシャスパーティ♡プリキュア 第8話

第8話「ちゅるりん卒業!? おでかけ!おいしーなタウン」

 

敵が自分のSNS上の投稿を参考にして、嫌がらせ先を決めていたのでは(本当にそうしていたとは思わなかったよ)ということで、食い物レビューをやめようとするらんに対する皆様の声

 

ここね「ちゅるりんだったらこの美味しい中華まんのこと、なんて表現するのか見てみたいもの。」

いつの間にちゅるりんファンになったんだチミは

 

オカマ「ちゅるりんだったらその情報、絶対にキュアスタに書いてたわよねえ。」

知らん

 

オカマ「いいえ、書くべきよ!」

?!?

 

いやまあ、好き勝手言うのは勝手なのですが、飯レビュアーちゅるりんとしてのらんの熱意や実力はそんなに掘り下げられてないので、やめる言われても「そうですか」としか言いようが無いんだよなあ。

スープの味追及に心血を注いだラーメン屋の娘として、料理人の拘りに敬意を表しているというのは汲み取れるんだけど、何故「美味い物を他人に紹介したいのか」という気持ちまでは分からない訳ですよ。凄いと思うならノートに記録しておくなりして他人に見せる必要は無い訳だし。

ちゅるりんとして何が何でも投稿したいって情熱を視聴者も感じ取れなければ、ちゅるりんとしてのレビュアーとしての技量もそこまで伝わらないし、作中の他の登場人物のちゅるりんマンセーも過程をすっ飛ばしてやってる感が凄くて、色々アレな感じ。

 

加えて今回、敵に巧いこと情報が利用されていると言った口で、皆さん「やるべき」って言っちゃうんだもんなあ。普通に無責任じゃないかなあそれ。オカマなんてひどいと思うのが、「ちゅるりんが紹介した店の中で、まだ狙われていない店がある」という重要情報を伝えるのを忘れるクルパーっぷりを発揮して、切欠を作ったちゅるりんをマンセーするだけだもんな。友達の傷口に塩を塗ってでも料理の味を守りたいのか、友達の自己満足を促したいのか、どっちなんだよ。質が悪いことにホントに狙われてるし。このオカマからワープ能力差し引いたら何も残らないんじゃないかな。

らんの結論も「やめないよテイクアウトすればいいんだよ」と絶妙に意味不明なのでこれまたびっくり。ゆいのおばあちゃんの「別の方法を探す」を実践した形なんだろうけど、普通に意味不明。文字通りの意味だとしても、料理を作っている途中や出来上がった直後とかに味を変えられたら、持ち帰って食べても「まずいお」って嫌悪するだけだと思うんだけど。そういうもんじゃないのあれ。その場の空間限定なの?うーんその辺含めても意味不明。てか、テイクアウトできるものって割と限られる気がするけどね。出来ない者もあれば出来たとしてもモノによってはどうしても冷めたりするんじゃないの。なんかこう、本当に紹介したいものがあっても、条件に適さなかったらできないってことで、結局無理して続けてます感はあるよね。最適解とは言えない気がする。

 

生徒会長の正体ばれ。うん、ブンドル団許せねえってらんが本気で思うなら、前回絡んできた生徒会長を問い詰めたり仲間内で疑惑を共有すると化すれば良かったんじゃね?一応人智を超えた能力を持った敵が、その辺の人間が投稿したSNSの情報を参考にしているみたいな身も蓋も無い話で盛り上がるより(ほんとに身も蓋も無いことをしてたけどな!)、全然それらしいし有意義だと思うんだけどな。

無関係だとしてもさ、レシピッピのこと知ってるみたいな素振りで普通に話しかけるとか、常人の感覚じゃ無い訳だし。そういうことをしないで悩まれても困るなあというのは大きい。

 

「デパプリ」は良くも悪くも酷い癖は無いので割と観やすいなとは思うけど、シリーズ構成がイマイチ機能していないなあという印象はあまり変わらないかなあ。

まあそれでも、戦隊の効果がデカいのは置いておいて(隙あらばドンブラ上げする簡単なお仕事)、プリキュアの方も文句は言いつつまあまあ観れているので、今年のニチアサは総じて当たりかもしれません。ゴルフとマラソンは今年位お休みしてもええんやで。やるならライダーの枠オンリーで頑張って。