しがない感想置き場

特撮番組とかアニメなどの感想を投稿します。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン21話

ドン21話「ごくラーメンどう」

 

先代サルブラザーは自分の為に変身能力を使い、ヒトツ鬼と戦わなかった為に変身能力をはく奪された様で。我欲を満たすためにヒトツ鬼を殺した雉野が未だに変身出来るのを考えると、試用期間中に全く戦わずに遊び惚けたことが問題なんだろうなあ。

変身することで何かを失うみたいな設定(?)があった筈ですが、先代猿の場合は他人の信頼と自分の生き方を失ったとかですかね。力に溺れる気の弱さから、自分と同等かそれ以上のヒトツ鬼相手には戦えず、悪い方悪い方に流れてしまうと。そう考えると雉野って卑屈ではあるけどその卑屈さが抜きんでてるから戦えるってすごいよなあ・・・。

 

猿原もはるかも俗っぽさは併せ持ちつつも、基本は化け物相手に戦える超人性を備えていて、じゃあ何故そんなものを持っているのかと問われても、そりゃ答え何て出ないよなということで、当然のように「何故戦うのか」という問いの答えはぼかしたまま。超人寄りの俗人と俗人の差はそう簡単には埋まらないよねということで、一から出直す先代さんの姿を描いたのは良かったと思います。カゲロウ復活でいきなりやる気だした大二君とは大違い。

 

ソノザに誘拐されて漫画を描くよう強要されたはるか。ソノザから褒められて気を良くしてみたものの、漫画家は10話時点で引退したつもりだった様で。はるかは自己愛が強い分負けん気も強いので、俗っぽさと超人的な振る舞いが両立しているタイプなのですが、メンタルが結構不安定に映る場面も多いので、ソノザと次回の椎名ナオキとの交流でどう作用するかは気になる所です。超人的なタロウに依存して自分を保っているようにも見えますし。

 

アイデンティティに悩み始めるムラサメ。前回ソノイから「兵器」呼ばわりされたことを気にしているんでしょうか。それならもうちょい彼女のリアクションを大事にしてほしかったな。ちょっと問いかけが唐突に見えてしまったよ。

爆竜鬼が倒れていないのにアバレキラーにアバチェンしたのはなんでだろう。かと思ったら、予告ではファイブマンにアバチェンしてる5人がいたり、アバチェン周りの設定は脚本家がそういうのに無頓着なタイプというのも相合わさって割とカオス。玩具だと再現できないでしょアレ。

 

アノーニを食べる(?)刑事獣人(久しぶり!)。アノーニって未だに意味不明な存在だよね。

仮面ライダーリバイス 第44話

大二がようやっと正気(?)に戻り、カゲロウも再登場しました。ついでにオルテカも出てきました。それだけです。

 

大二の迷走の背景には、「カゲロウの犠牲(じゃなかったけど)を無駄にしたくない」という感傷があったようです。

KAGEROUの趣味というのを言い訳に厨二ファッションを着こなしたかったとかそんな理由だと思いますが、彼の犠牲を無駄にせんとしてやってることは、ギフ様の超パワーにドン引きしてビビり倒していただけなんで、おもっくそ無駄にしていたと思います。

やたらめったら民間人に対して「ギフの下僕になれ」とドライに接していたのは「非情になれ」という遺言(じゃなかったけど)に従ったからなんでしょうかね。守るべき誰かを巨悪の下に跪かせるというのは、非情と言えば非情だけど、そういう非情さを求めていたとしたら、KAGEROUは普通にクズだと思いますが。

 

ま、最愛の友(っていう間柄には思えなかったけど)を犠牲にした大二が、背負った業とその裏にある理想に対して、自らの力の弱さを自覚しそれに耐えきれなくなってごまかしたというのが、大二の迷走の本質で、だからこそお父さんの「自分を許せ」、ヒロミの「過去を否定するな」という言葉がかかってくる(スピンオフ未見勢にとっては、降ってわいたような言葉の連続で死にそうになるけど)ということなんでしょう。それにしたって、あんだけビビりたおしていたギフ相手に、カゲロウ一匹生存していたのを良いことにやる気満々になって戦いを挑もうとするその心変わりは流石に意味不明すぎます。

大二が自分の弱さを認めてそれを乗り越える覚悟を固めたというよりは、皆の優しい言葉を受けてピーピー泣いてた所にカゲロウが助けに来たという、〇んちんついてるのかどうかさえ疑わしい女々しさ全開の振る舞いからの、ギフへの殺意表明だったので、彼の心が何によって奮い立たされたのかが全く分かりません。まさかこれ、新しいフォームを得てやる気が出たとか、そういう話だったりするの?

 

結局大二は臭いことばかり言いながら、他人よりも自分可愛さで生きてきたし、その成長についてもなんら説得力を持たないふやけたキャラクターとして処理されてしまった印象が大で(大二だけに)、影薄長男にふやけた次男、そんなしょーもなブラザーズを「見てください。あれが私の自慢の兄達です!」とヒロミ相手に熱っぽく讃えるさくらについては、どうでもいいからお前も変身して戦えよと思う訳ですはい。

とにもかくにも、人間の闇とかあれこれ言いつつ、弱さを乗り超えるヒーローを描くのが下手糞というか、根本的に人間を描けていない気がします。それこそ横の戦隊を書いている人がそういうのを十八番としているだけに、作家の力量が目立っているなあとしか。まあ、販促やらスケジュールやらでどうしようもない部分はあるから、そこは単純比較はできない所ですが。

 

KAGEROUも意味わからんよね。いきなり優しくなって、かと思ったら大二が必要としてくれなきゃ戦わないとかゴネてみたり。大二普通にKAGEROUの死を悼んでたし共存しようとしてたと思うけどな。結局これ、シナリオがKAGEROUをなんとなく早めに倒したのを後悔して、あの手この手で復活をゴリ押そうとしてこんなドンガラガッシャン劇場になり果ててしまったんじゃないかなあ。僕もう見ててきつくてねえ。

 

ギフと契約を結ぼうとするアレですが、人類の監視者ってホントに必要なんですかね。赤石長官って監視役っていうより、奇行してるだけのおっさんって印象しかなかったんだけど。二人とも単に、監視とかこつけて名門女子校の更衣室をのぞき見したかっただけなんじゃねーか?

で、結局ギフは五十嵐兄妹以外人類完殺路線をバイスの前で宣言しちゃうし。あれこれする前にそれを大二に言ったら丸く収まるよなこれ。

 

五十嵐母がなんかいっぱしの母親みたいに大二の帰宅を喜んでますが、あんたは何にもしなかったもんなあ。我侭息子のしつけはしないけど自分の言うことを聞いてくれる息子は一杯ハグしますみたいなスタンスはどうかと思うんですよ僕。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン20話

ドン20話「はなたかえれじい」

 

ドンモモタロウアルターがサポート役として登場。良かった。忘れられてなかった。

ドンブラザーズは脱退してもドンモモタロウはやめないスタンス。最も、ドンブラザーズを脱退したなら「お供達」呼ばわりはどうかと思うけど。正式なお供ではないけど、心の中ではいつでもお供という、タロウなりのはるか達との絆の実感なのか。

 

俗っぽさ全開の4(5)人。サイ虎と雉野はともかく、金を嫌悪する猿原も、自己犠牲的言動が目立ったはるかも、大勢の人々や権威からの称賛に戦士としてのスタンスをド忘れ。猿原は奇人のふりをした凡人として、はるかは良くも悪くも元から不安定な所があるからなあ。誇りと栄誉欲の間で揺らいでいるというか。

 

サイ虎は陰ながら自分を支えてくれたタロウに逆恨み。彼らしい歪んだ行動です。

役者さんの雰囲気や演技と、脚本のキャラ付けが噛み合って、何をしても笑えるキャラに仕上がってるのは好ポイント。

 

ヒトツ鬼が五星鬼でびっくり。あの見た目と暮らしの中にバトルあり的ムーブでストリートファイトに移行する流れから獣拳鬼とばかり思ってたからなあ。

 

ドンムラサメは人口生命体とのこと。「自我を持って脱走した」と疑われている辺り、彼女を操るマザーについては、誰も認知していないのかな。

 

劇場版に続く様子。勿論観に行こうと思います。ガンダムの新作漫画もチェックします。

あーん!赤石長官が死ん第43話

パパ博士が博士に悪魔をあげました。なんの・・・は・・・なし・・・。(致命傷)

性格形成がどうのこうのとか言われても、博士の性格なんて悪い意味でつかみどころのない変な人以上でも以下でもないから、ぼんやりしてるんだよね。ぼんやり個性を生み出すのに貢献した悪魔。全然凄味が無いです。

 

スピンオフ(という名の本編の一部)未見勢にはお辛い展開が続きます。五十嵐父とベイルの関係も、ヒロミの立ち直りも、何もかもが分からないので、その分からないもの前提で本編を進めるスタンスは、ストレートに大嫌いです。

いつから仮面ライダーは情強金持向けコンテンツになったんだ。貧乏人は戦隊でも観てろってことなんですかね。

 

カゲロウを消したことに罪悪感を感じる大二とのこと。

カゲロウっていきなり良い奴になって、大二もいきなりカゲロウLOVEになってるから何が何だか分からないんだよな。カゲロウの為に無理をしてるとか言われても、正しさとは無縁の暴走でヒャッハーしてるだけだもんね。

 

すき焼きの記憶だけごっそり消えるんですね・・・。(嫌いだったのかな?)

記憶をなくすペースの悪化と言われても、思い出したように記憶喪失演出が挿入されるから、バイスの気持ちに同調できないんだよなあ。

 

かいもん「赤石を倒すために特訓したんや!(事後申告)

 

クソコラ量産ライダー相手にイキるホーリーウィング

ヒロミも「自分で決めろ」とかキメておいて、大二が迷走しかけたら取り乱すの、控えめに言ってクッソかっこ悪い。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン19話

ドン19話「もしもしユーレイ」

 

花村がより戻したがってるのは笑うけど、自分でふっておいてチャット連投しまくる所がなんだかなあ。基本自己中というか、ナルシストなんだよな。

 

意図せず時事ネタ満載になるっての、たまにありますよね。今回どっちも洒落にならないレベルの話なので、作ってる方も観てる方も冷や汗もんでしょう。

 

田所さんクッソ優しいな。幽霊とか言われても信じないもんな普通。まあ、事情を知らない筈の人間からあれこれ詳細聞かされたら、もしやと思うんだろうけど。

今回ははるか以上に雉野が功労者してる気がするけど。

 

幽霊ちゃんは一応田所の現在を分かってはいたよと。本人の所在が分からないというのもあったけど、若い頃デートしてたらこうだったのかもみたいな夢をタロウ達相手に実現しようとしてたのかね。

 

ロボタロウじゃ斬れないのかあれ。特命鬼との違いが分からんぞ炎神鬼。ついでにスーツは高速鬼と激走鬼のがっちゃんこがあからさま過ぎてきついぞ。

 

はるかの掘り下げはなされず完全な箸休め回と言う感じ。東映公式HPを読む限り、893も諸田監督も思う所ありって感じ。893もずっと書いてて疲れてそうだしな。

見所は花村がしつこいのとソノザが初恋ヒーローを知ったこと位だけど、これが今後どう作用するのかね。にしても、世間でPKR扱いされて回収までされた単行本を読んでゲラゲラ笑ってたお兄さん、鬼頭はるか先生の信奉者なのか、それともよくいる駄作フリークなのか。多分後者だと思うけど、クロスハンターとか好きそうよね。

恐竜戦隊ジュウレンジャー 第31話~第34話

第31話「復活!究極の神」

おねんねしてたら落石で潰されて死んだブライ。冷凍睡眠なんて超技術を普通に使いこなしておいて、寝室の耐震性は糞以下というのは酷いなと思います。

 

大獣神、在りし日のカッコイイ僕様に戻りたいがためにブライ蘇生を希望しておいて、実の弟に〇ろすよう要求したり、一緒に出現した片割れを殴る蹴るしたり、挙句自分から何か説得を試みようともせずに恐竜戦隊に全てを放任してみたり、無責任且つ無軌道スタンスが改めて理不神。金属野郎からしゃーないか。

 

それぞれの使命を叫ぶシーンは、基本それまでの積み重ねで培ったものというよりは、今回限りのシーンだけで成立させてるか、その場面すらスカスカという感じで面白くないです。まともだったのは、初期にそこそこ描かれていたメイの「愛」位かと。

ボーイは「希望」というよりはただの苦労人にしか見えないし、ダンの「勇気」も無鉄砲という方が正確だし。ゴウシの「知恵」については、紛いなりにも過酷な試練を超えてとってきたスゴイ武器を、敵に岩をぶつける為だけに使う演出が、インテリジェンス以上にオバカデヤンスな空気を醸し出すだけ醸し出して目も当てられないし、ブライの「力」ってのも、次代の王のパワーを受けてみろヒャッハーと、グレてた頃からこれといった進展を見せないし散々。ゲキの皆をまとめる「正義」っていうのも、漠然としててよく分からないし、リーダーとして何故ゲキが評価されているのかもイマイチ分からないんだよな。そりゃ、前作の竜に比べたら、仲間への圧が弱い分マシだと思うけど、取り立てて問題があったようにも、また優れているようにも思えなかったから、そんなに協調できるほどリーダーシップを掘り下げていないよねとしか。

 

第32話「ゲキよ涙を斬れ」

「兄貴の寿命より大獣神だ!」と、一日弱で死んでしまう兄貴の事情を知っても、金属野郎やショタたちの為に奔走していたゲキが、いきなりブラコン魂を全開にしたり、前回拾い忘れた要素を、今になって慌てて回収しているせわしなさを感じる内容。

名作だった前作の第32話を彷彿とさせる一方、ゲキ×ブライ、ゲキ×ゴウシの積み重ねの薄さ等も手伝い、パロディ止まりといった印象。本作自体人間ドラマというよりイベント重視で、登場人物はあくまでも駒という割り切った作風なだけに、こういう内容とは相性が悪いんだよなあ。

 

第33話「教えて!勇気玉」

玩具のヘビやムカデで怖がらせるレベルの苛めにビビり倒してた女の子が、勇気を得て命のやりとりに参加するまでを描く20分弱。

真正面からツッコんで、弾が次々と足元で爆発するとか、ちょっと前までドヘタレだった少女がこなせる試練じゃない気がするけど、ジュウレンワールドの少年少女は良くも悪くも常軌を逸しているので、これがスタンダードなのかもしれない。

 

第34話「ブライ生きて!」

割とちゃんと赤ちゃんをあやしてるグリフォーザ。伏線かな。

殺風景な延命部屋に耐えれら無くなって外に出てしまったというのは良いんですけど、ようやっと和解出来た実の弟に会いに行くんじゃなくて、赤の他人の女の子とお話するってのは謎。二度目は普通に女の子が囚われている茨の館の前に出てきたから、部屋と獣奏剣の仕様がクソって訳ではなさそうだけど。なんだろう、ロリコ〇

赤の他人の女の子の為に命を張るブライは、ロリ〇ンであろうとなかろうとカッコイイとは思いますが、弟と仲直りした挙句に自分の命の短さを自覚して、今までの愚行を思い知ったという事なんだろうか。元々被害者意識を爆発させてで八つ当たりしまくってたのが、弟のブラ根性に絆されたってだけでは、ちょっと実感が持てないしなあ。

お供にもならん第42話

母親「パパさんはそんなに弱くないわ。」

作品の傷口が広がるので、しゃべらないでくれ。

夫や子供達はともかく、こいつは本当に何もしないもんなあ。そりゃ何もしなけりゃ幸せでしょ。

 

子供が出来た分強くなったとか言われても、そもそもが五十嵐パパのことなんてよく知らないんだよな。精神力は進化しても、肉体はそうでもないんでしょ。勝敗判定がよくわからんな。

 

長官も長官で突飛だけど、正義でも何でもないものに駆られて迷走している大二に袖にされているのを見ていると、なんだかすごく可愛そうな人に見えてきます。

 

我ながら、設定周りの理解については大分浅いとは覆うんだけど、もはや皆のサンドバッグと化したベイルと戦っても、父親が死ぬかもって思えないのが辛いよな。

しんみり系の挿入歌まで流して演出してるけど、父親のこともベイルもことも何も知らなければ、大二の迷走にも共感出来ない現状、ネタシーン止まりが関の山だよな。火の中で殴り合ってる所とか、桃井タロウと相撲するアレにしか見えなかったもん。

 

自称お節介なあ。こいつは独善て・・・・・・。

てか、もはや影薄・・・・。

 

博士>>>超えられない壁>>>博士パパ

そんなもん、アギレラ分離回から分かり切ってたことですわ。

 

「自分を許せるのが良い男」かあ。台詞としてはかっこいいけど、五十嵐パパのことなんて何一つ知らないので、彼がこんなことを言ってもなあ。

てか、それを言われた大二君。最初から自分の事許しまくってるやん。勝てないと思って相手にへーこらして、そんな自分を正当化してるやん。

そりゃ自分は間違ってますって認めきってた訳ではないって意味で、間違っている自分を許した訳ではないってことなんだろうけど、、殴られて即長官とギフの靴ペロに下ってるわけだからな。理想に辿り着けないダメな自分を許せない人間の態度とは思えないんだよな。